しかし大学卒業後、世間と同じように連休やら祝祭日を過ごしたことはない。最初からそういう会社だったし、別に連休じゃないと困るプライベートの過ごし方はしない方なので、嫌ではない。
唯一、前の会社で始めてのGWの際には虚しさを感じたくらいか。
何せ、GWを同期全員(正確には関東・関西で分かれていたが)、会社で研修をして過ごしたのだ。最終日の夜、もう深夜に近い時間帯、渋谷の会社ビルを出ると目の前を若い女の子達がはしゃぎながら、通り過ぎた。あの一瞬、とても虚しくなった。研修は大変だったけど、そこそこ楽しかったし、その後の一大プロジェクトのためにこそあったのだ、とその時点では知らされていたので必要なことだったとは思っていても、つい何ヶ月前までは好きに遊んで回れる学生だったんだもの。仕方ないよね、そう感じても。
その後も今も、別々の理由で連休はごめんこうむりたいくらいなのだけど(^^;)
しかし昨夜はせいぜい1、2時間しか眠れなかったので、休みたい気持ちは正直ある(^^;)。読みかけの本をどうしても読んでしまいたくなって4時頃まで起きていた。まぁ、3時間眠れれば1日くらいはいいかな、と思っていると、ぎんたがまたも健人を追い詰めている。追い詰められた健人は過剰とも思うほどの反応で、悲鳴に近い唸りをあげる。まだ何もされてなくても。
その対決をやめさせようと手を出したのが、いや、出し方を間違った(後から思えば間違っていたとしか思えない)のがいけなかった。これまでにないほど酷く、ぎんたが健人を追い詰め、健人はそれに比例した激しい悲鳴唸りをあげる。やっと助け出すと、がたがたがたがたと震えている。早い時間だったが、おかんにも進められ、隣宅へ戻すことにした。
最早、健人を泊まらせるのは断るべきなのでは・・・。
事務所のご近所さん宅のお孫さん、猫好きのKくんが今夏も遊びに来ている。今朝は早速、皆(猫達)の顔を見ようとあちこちを探し回っている。しかしこの季節、この気温、食餌が終わったらほとんど皆、さっさと涼しいところへ去っていくので、見つけられないでいる(^^;)。一応、誰がどのくらいの時間帯に顔を出すか、教えておく。
午後は、日陰でホルが遊んでもらったりしていた。Kくんはゴンのこともお気に入りだったのだが、前回来た時から既にゴンはいない。その後も戻って来ていないことを伝えるのは、改めてゴン達の不在を自分にも言い聞かせるようで、辛い。
高校の先輩が亡くなったそうだ。
直接には知らないのだが、話を聞くと、何度か見かけたことがあったかもしれない人だ。伝え聞く、お父上の言葉から推測するに、体調が優れないのを「若いから」と過信してやり過ごされていたようす。ご本人も決して自分の身を軽んじていたわけではないのだろうけれど、結果としてご家族やお友達を悲しませることになってしまったのはさぞかし心残りだろうと思う。
私も気をつけないといけないのだよね。病院嫌い・薬嫌いだし。自分なりのポリシーあってのことだけれど、周囲の大事な人達を悲しませてよいことなどない。何より、守らなければならない生命があるのだから、尚更だ。病院や薬を拒否する気持ちは根本的には変わらない(その世話にならざるを得ないことだってあるはずだからこそ、避けられる場面では避けたいのだ)。けれど、もう少し自分の体調を気にかけるようにはしよう。今の私は無頓着過ぎて、誰よりおかんを心配させている。煩くなるくらい言われてるからなぁ(^^;)
夕方、1階の居間から撮った夕景をおとんとおかんにも見せる。丁度その時間、二人は家にいなかったから。親子3人で「おぉ、綺麗やねぇ」なんて言ってるその時間が、妙に愛おしくなってしまった。感傷的。