2014年6月アーカイブ

とーまの残り時間

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どれだけあるのだろう、と考える。
僅かしかないのなら、今、可能性にかけてするあれもこれも、とーまには嫌なものでしかないだろう。
けれどもしも今やる何かで、まだ変わる可能性があるのなら、嫌がるとーまに強制給餌も断固としてやれるのに。

とーまは二度目の血液検査の際、FIV・FeLVの検査も「ついでに」してもらった。
里親さんは自分達ですると言っていたけれど、多分していない。十中八九。
去勢手術は先方と待ち合わせて、私のかかりつけ医のところに連れて行ったし、その感触からして、他の獣医には絶対かかってないと思われ...。
出戻って、再度の里親探しをやめた時、血液検査は完全に頭から抜けった。うちの子達には基本的にしないから。賛否あるだろうけれど、数年かけて、原則しないという結論に。ま、また変わるかもしれないけれど。
ともあれ、とーまはホメの相談をする中で、知っておいた方がいいだろうということで「ついでに」調べた。どちらも陰性のつもりだから気軽に。
なのに、結果はFeLV(白血病)陽性。
そして今、すべての元凶は白血病にあったんだなぁ、と思い知らされている。
多飲も白血病の症状に含まれてる。もちろん、腎臓の数値は悪いままなので、そちらの影響もあるだろうけれど、そもそも腎臓のおかしな状態も白血病に起因するものんじゃないんだろか?
毎日少しの皮下点滴は、先週初めに留置針をしての静脈点滴に。昼前に病院へ預け、夕方お迎え。だから、大好きな庭へもほんの少ししか出られない。
病院では缶詰をほんの少し食べ、別宅に戻ってからはちょっと口をつけるだけになっている。
昨日の再検査で、血液に関する数値はさらに悪化。
選択肢を示されたけれど、先生も私も、今選べるのは「胃にチューブを入れて、直接栄養をとる」が最善なのだと思っている。とーまの不自由さを考慮せず、この処置が確実に功を奏するなら、決断も簡単なのだけれど。
先生の経験の中にはこれが功を奏した子がいる。病気は違えど、とーまにもそれが有効だと信じられる根拠がある。けれど、それは保証ではない。

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決断できない迷いの元を自分の中でしっかり見つめてみる。何が大事なのか、どれだけのことがとーまにできるのか、あれこれあれこれ...。

昨日から下痢が確認されたとーま、決断するにしても、昨日の今日明日ではきつかろうと、胃にチューブの処置は先延ばし。
そしてチューブをしようとしなかろうと、今とーまには栄養が必要なことは変わらないので、強制給餌を再開。どんなものも口に入れられるのが嫌なとーま。
色んな子に強制給餌してきたけれど、とーまほど難しい子はいない。骨と皮だけのように見える体で、どうしてこんだけ力が出るんだというくらい抵抗する。留置針がある間は怖くてあまりできなかったけれど、昨日外してあるので、心置きなく強制する...。「飲ませられなければ、胃にチューブ、胃にチューブ」と自分に言い聞かせながら。
......やはり「胃にチューブ」はやりたくないというのが、私の本音みたいだ。

とーまにも色んなことを話しかけながら、言い聞かせながら強制給餌してるけど、当然とーまは「何でこんな嫌なこと、酷いことするのか」という態度(・・、)
辛い、けど、まだ諦めるのは早いんだとも思うから。
あんなきついことしないでそっとしておいてあげれば良かった、と思わないでいいようになって欲しい。

日曜日は病院がお休みだから、とーまの点滴もお休み。
1日くらい、と思っていたら、日曜の食事量は落ち、結局戻すのにお火曜日までかかってしまいました。
で、今度は土曜日の点滴を朝からではなく、午後遅めに行くことで対処しようと思ったら、今日の食事がほぼ×。さっきやっとスープを舐めてくれたところです。でも少し吐き戻しも。
さらにおしっこがちょっとしか出ない...。何度もあちこちのトイレを出たり入ったり。
膀胱炎?抱えてる問題が問題だから、尿毒症の心配もしてしまいます。

けれど、今はこんな姿で寝ているので、尿毒症の心配は杞憂かな。

いずれにしても、作戦が功を奏したか、明日(あ、もう今日か(^_^;))になってみないと分からないのですよね...。

お母さんはへこたれそうですよ(・・、)>とーま

一番しんどいのはとーま自身だとは分かっているけれど、それでも目に見える良い結果も、実感も掴めず、毎日毎日開けられては食べてもらえない缶詰やパウチが溜まっていくのはかなり精神的によろしくない。さすがに捨てるわけにはいかないし、別宅の飼い猫達は何故かそのほとんどを気に入らず、挙句、自宅や別宅、餌やり手伝い先の外猫達に苦労して持ち帰る羽目に...。
そして今や生魚しか食べてくれない別宅飼い猫の隼人に、別宅外猫のみくろが、私に追い打ちをかける...(-_-;)
どこかしら調子の悪い子はもちろん他にもいて、別宅はそういう子達の集まりでもあるから仕方ないのだけど、食べさせてあげたいのに、食べてくれない、食べられない姿を毎日毎日見続けているのは本当にしんどい。

今、とーまは毎日(日曜以外)、皮下点滴に通ってます。留置針を入れての点滴は、とーまがものすごく嫌がること、そして毎日の日課になった庭への外出ができなくなることから、この方法に。
最初は、皮下ではたいした効果が望めないと言われてたのですが、少量を毎日続けることで頑張れるかもしれない、という期待も幾分出てきました。
が、波があるし、食べられる気分になっても、とにかくHITするご飯を出してあげられるかどうかというのが、もうそれこそギャンブルみたいなもので...。
日曜のお休みが堪えたのか、昨日は点滴後も中々食べてくれず、今日は帰り際に「やはり留置(針)するしかないかも」と先生に言われて帰ってきました(・・、)
どこまで耐えさせるのか、に悩むのです。これが年をとった子なら、諦めきれなくとも、どこか仕方ないと思える部分もあるのに、とーまはまだ3歳。蓮も早過ぎたけれど、それ以上です。そして蓮にできなかった分をとーまに、とも思うのです。

で、先生の言葉や、帰って来てからの「食べないと(留置針入れるから)外に出られなくなるんだよ」という私の脅し(^_^;)が効いたのか、昨日と比べると驚くほど食べてくれてます。一安心。
本当に「一」安心だけど。明日はまたどうなることやら。
でももし明日、体重が僅かでも増えてくれていれば、へこたれ母さんもまた少し頑張れそうな気がするよ>とーま

何にせよ、とりあえずお庭外出禁止の危機は回避できたのかもなぁ、と。
初日はへっぴり腰だったくせに、数日後2度目以降はすでにこんなに満喫するようになっちゃって(笑)
点滴とお庭外出、このセットなくして、現在のとーまの食欲はないのですよね(^_^;)
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