とーまの残り時間

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どれだけあるのだろう、と考える。
僅かしかないのなら、今、可能性にかけてするあれもこれも、とーまには嫌なものでしかないだろう。
けれどもしも今やる何かで、まだ変わる可能性があるのなら、嫌がるとーまに強制給餌も断固としてやれるのに。

とーまは二度目の血液検査の際、FIV・FeLVの検査も「ついでに」してもらった。
里親さんは自分達ですると言っていたけれど、多分していない。十中八九。
去勢手術は先方と待ち合わせて、私のかかりつけ医のところに連れて行ったし、その感触からして、他の獣医には絶対かかってないと思われ...。
出戻って、再度の里親探しをやめた時、血液検査は完全に頭から抜けった。うちの子達には基本的にしないから。賛否あるだろうけれど、数年かけて、原則しないという結論に。ま、また変わるかもしれないけれど。
ともあれ、とーまはホメの相談をする中で、知っておいた方がいいだろうということで「ついでに」調べた。どちらも陰性のつもりだから気軽に。
なのに、結果はFeLV(白血病)陽性。
そして今、すべての元凶は白血病にあったんだなぁ、と思い知らされている。
多飲も白血病の症状に含まれてる。もちろん、腎臓の数値は悪いままなので、そちらの影響もあるだろうけれど、そもそも腎臓のおかしな状態も白血病に起因するものんじゃないんだろか?
毎日少しの皮下点滴は、先週初めに留置針をしての静脈点滴に。昼前に病院へ預け、夕方お迎え。だから、大好きな庭へもほんの少ししか出られない。
病院では缶詰をほんの少し食べ、別宅に戻ってからはちょっと口をつけるだけになっている。
昨日の再検査で、血液に関する数値はさらに悪化。
選択肢を示されたけれど、先生も私も、今選べるのは「胃にチューブを入れて、直接栄養をとる」が最善なのだと思っている。とーまの不自由さを考慮せず、この処置が確実に功を奏するなら、決断も簡単なのだけれど。
先生の経験の中にはこれが功を奏した子がいる。病気は違えど、とーまにもそれが有効だと信じられる根拠がある。けれど、それは保証ではない。

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決断できない迷いの元を自分の中でしっかり見つめてみる。何が大事なのか、どれだけのことがとーまにできるのか、あれこれあれこれ...。

昨日から下痢が確認されたとーま、決断するにしても、昨日の今日明日ではきつかろうと、胃にチューブの処置は先延ばし。
そしてチューブをしようとしなかろうと、今とーまには栄養が必要なことは変わらないので、強制給餌を再開。どんなものも口に入れられるのが嫌なとーま。
色んな子に強制給餌してきたけれど、とーまほど難しい子はいない。骨と皮だけのように見える体で、どうしてこんだけ力が出るんだというくらい抵抗する。留置針がある間は怖くてあまりできなかったけれど、昨日外してあるので、心置きなく強制する...。「飲ませられなければ、胃にチューブ、胃にチューブ」と自分に言い聞かせながら。
......やはり「胃にチューブ」はやりたくないというのが、私の本音みたいだ。

とーまにも色んなことを話しかけながら、言い聞かせながら強制給餌してるけど、当然とーまは「何でこんな嫌なこと、酷いことするのか」という態度(・・、)
辛い、けど、まだ諦めるのは早いんだとも思うから。
あんなきついことしないでそっとしておいてあげれば良かった、と思わないでいいようになって欲しい。

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このページは、柿ママが2014年6月26日 15:55に書いた記事です。

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