18年前、残業帰りの私の前に突然飛び出してきた1匹の子猫。
大阪の堺から、きりと一緒に長崎へとやってきた茶白の男の子。
きりが猫との暮らしへの導き手だったらなら、ぎんたはさらに一歩踏み込んだ、猫の保護という世界への導き手だった。
18年、私を見守り続けてきてくれたぎんたが、今朝、その役目を終えて旅立った。
正月を越えられるかどうかと去年心配していたことを思えば、本当に頑張ってくれた。頑張り過ぎて、この1週間はきつかったんじゃないかと思ってしまう。
それでも私も母も家にいる時に、けれど敢えてそうしたかのように、二人がそばを離れてしまった20分程度の間に逝ってしまった。
友人がやってくれたアニマルコミニュケーションでは、ひたすら私のことを心配してくれていたぎんた。
妹や弟が増えれば受け入れて、一生懸命毛繕いしてあげてたぎんた。けど、してもらえることはほとんどなかったね(^-^;)
一時は健人との折の悪さで困らせられたり、高々とマーキングするのに頭を悩まさせられたりもしたけど。
膝の上に乗るのにも遠慮気味で、すぐそばで「おいで」と言われるのをじっと待ってたりもした。気づかないでいると、ちょんちょんと膝をつついてきたり。
誰かに半分以上を取られても、文句も言わず、じっと受け入れてたぎんた。
そう言えば、一度脱走して冷や冷やもさせてくれたね(^-^;)
18年間、ぎんたと暮らせて、お母さんは幸せでした。
ぎんたもそうだったと知ってるよ。ぎんたが幸せだったから、お母さんも幸せだったんだもん。
いつかまた会える日までしばらく待っていて。またきっと会えるから。
きっとぎんたはちょくちょくお母さんのそばに来てくれるだろうけど。
ありがとう。これからも愛してるよ。
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