この光景は、私にも母にも伯母にも、目を瞠る嬉しい光景。
ほんの数分だけのシチュエーションだったけれど、画期的な変化。
保護直後の健人を構ってたのはぎんた。
後を付いて回る健人を怒りもせず、背中や尻尾で遊ばせてたのはぎんた。
ルルが側溝で見つけ、里親探しを始めた直後、祖母が飼うと言い出した子猫。
が、祖母と暮らす伯母は神経質で、夜中健人が走り回る音に眠れないと言い出す。壁をぶち抜き、扉を付け足した我が家と祖母の家を、昼と夜で健人は行き来することに。子猫の時期を過ぎかける頃、伯母がもう大丈夫と、夜の預けをやめたのがいけなかった。
次に「やっぱり音が・・・」と言い出した時には、ぎんたの中で健人は「オス」になっていたのでした・・・・・・(- -;)
数年の間、いろんなことをやった。こういう方法、ああいう品物、それが効くと知るととにかく試した。ぎんたにも健人にも話しかけ続けた。優衣やせなに期待もした。
そのどれもがきっと少しづつ影響し合ったんだとは思う。祖母やたまが亡くなったことも、健人には影響してるだろう。祖母の死を堺に、私は健人を自分の飼い猫にし、健人にも言い聞かせたから。
最近、口内炎がこれまでになく悪化して、やむなく病院でステロイドを打ってから、何だか今まで以上に健人が変わった。
居間で寛ぎ、私の膝にもよく乗り、甘え、ぎんたと近距離ですれ違っても前ほどの騒ぎにはならなくなった。
そしてこの光景。ほんの数分にもならない短い時間だったし、健人はぎんたが丸まるまで小さく唸ってたけれど、それでもそれ以上の騒ぎは起きずにこうしていたのは、今までの2匹を見てきた私には奇跡に近いこと!!
いつかこういう日がくるかもしれないし、こないかもしれない、と思ってきた。どうであれ、私がちゃんと受け入れてればいいんだ、と。けれどやはりこうなると嬉しい。すごくすごく嬉しい(^-^)
頑張ったのはぎんたと健人なのに、私がご褒美をもらったみたいでちょっと申し訳ないくらいだ(笑)
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