セカンドオピニオン

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自分自身のことではなく、猫達が診察にかかった時、「セカンドオピニオンを求めなくてもいいのだろか?」と思ったことはあります。いつもお世話になってるかかりつけ医が信用できないということではなく、色々な情報を、選択肢を知りたいと思うから。
と言ってもまぁ、これまで実際にセカンドオピニオンを求めたことはありません。求めずに済んでいるのは幸いなのかもしれません。しかしいずれ必要になる時が来るかも。

今回は猫sのことではなく、おとんのこと。
私は特に疑いもなく、「おとんのポリープは場所的に難しい、形が平べったい、だから開腹手術するしかないんだ」と思っていました。が、A叔母はひたすら開腹手術を嫌がっているのです。

妹としての心配以上に言うので(と言っても、おとん本人に言うとおとんは変な受け取り方をするので、他の兄姉に言ってるのですけどね)、さすがの私も気になってしまいググってみることにしました。
そりゃぁ、西洋医学よりも東洋医学がいい、とは思っているので、メスを入れずに済む、心身ともに負担が少なくて済む、というのであればそちらが私もいいと思います。が、私としたことが、最初から開腹手術以外の選択肢はないんだ、疑いもせず思い込んでいたのです。

調べてみて最初は不安が大きくなります。最近では大腸ポリープは大概腹腔鏡手術が主で、早期がんでもそれが可能だとか。開腹はある程度進行したがん、ポリープの場合では大き過ぎる場合、大きくて複数ある場合、多数ある場合、平坦型の場合、肛門から距離がある場合などだそうです。
おとんの場合後者の2つにちょうど当て嵌まるはずです。
しかしこれらの2つの場合も、腹腔鏡手術が多くなってきているようです。もちろん、手術が始まって、状態によっては緊急に開腹に切り替えられる場合もあるようですが、それでも最初から開腹しかないというのとはちょっと違うようです。
そして手術痕。患者さんの術後の手術痕の写真を見ましたが、これだけ大きく開くのか、と思うと愕然としました。そして1ヶ月の点滴、入院。それらは確実におとんの体に影響するでしょう。退院後も仕事ができるまでに開腹するための時間が必要なわけですし・・・。
もちろん、おとんはどうしても開腹が必要なのかもしれない。けれど、先生からそういう選択肢の提示というか、そういった話もなかったのかな、と思うと、何だかどんどん合点がいかなくなってしまっています。
腹腔鏡手術は慣れた専門医に委ねるのが良いそうです。何でもそうでしょうけれど。
そういう医師に「やはり開腹でないと難しい」と言われれば納得もいきますが、今ではこのまま入院・手術させるのは嫌な気分にまでなっています。

となれば、すべきことはセカンドオピニオンを求めさせること。
あぁ、おとんの性格であれば、こちらが手筈を整えなければ、嫌がるでしょう。厄介なこと、面倒なことは避けてる人です(そうは見えないけれど、そうなんです)。となれば、結局行動をしなければいけないのは私です。私も面倒なことは嫌いだけれど、まぁそれはこの際仕方ない。後は説得。さて、へそを曲げさせず、上手く説得することができるでしょうか。話の切り出し方、進め方、気を遣います。憂鬱だ~(>_<) でもやらねば。

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コメント(6)

一応こんな仕事してるもんで、この手の話題は仕事として色々と扱った事あるのね。
で、開腹手術か腹腔鏡手術かってーと確かに最近の医療傾向としては腹腔鏡手術がメインとなりつつあるようです。
ただ、それは腹腔鏡手術の経験豊富な医者がその病院に在籍しているかどうかと設備が揃っているかどうかに大きく掛かってきます。
まずは今かかってる病院で腹腔鏡手術が行われているか?・実績はあるか?とかも調べてみたらどうでしょう。

そっかぁ、この手のも色々と取り扱われる題材ですよねぇ。
腹腔鏡手術自体も実績も、病院のサイトを見る限りではあるみたいです。
しかし担当医の好み(言い方悪いけど(^^;))や考え方でも左右されるん
じゃないか、という気もしてます。
実は「こっちの病院の方が良かったんじゃないの?」というところが
1ヶ所あり、そちらでの意見も聞いてみたいところです。
とにもかくにもおとんをその気にさせないことには・・・ですねぇ。

一応実績がある病院なのね~。
一番大切なのは医者の説明に患者が納得する治療なので、その方法としてセカンドオピニオンは有効な方法ですよね。
おとん本人が納得してるなら今の病院にこのままお世話になるって形もあるけど、本人を含めて家族が納得できる形になるのが一番。
大事なのは、今の担当医からどんな説明があったかという事。そして、その説明に対して素人(家族の事ね)にどれだけ解りやすい答えをくれたのか?って部分ですよね。
私の父がガンで亡くなった時、病院の対応と治療方針に大きな不信感を持った過去があります。
ウチの場合は、インフォームドコンセントが家族に対しても本人に対しても充分になされていませんでした。
あの時は私はもうこっちに出てたという事情があるにせよ、母1人に病院との対応をさせちゃった。
今になっては私も積極的に関わるべきだったと後悔してます。
少なくとも母より色んな事を調べやすい立場にあった私だもんね。もっと医者に対して突っ込んだ質問も出来たのではないかと今でも思うの。
母1人で悩ませて結論を出させるのではなく、家族として母も父も支えるべきだったと後悔してるのだー。

おいらは今日、直接詳しいこと聞いたからd(^-^)ネ!
今後のことが気になるけれど、最善なことになることを祈るばかりです。

身内の病気はたいへんだよね。。。
ひとつの考え方として腹腔鏡手術は「設備」じゃなくて「技術」だし(東京女子医大で問題にもなったけど)、病院の保険点数や件数はどこでも発表はされているはずなので(国の補助の関係上)、他の病院と比較もしやすいかと。。。
ポリープ…広範囲に及ぶ量が多いものは腸の一部は切除みたいです(そう習った)。
東洋医学…賛成だけど、ポリープなり腫瘍なりの病気ができてからの治療は遅いと思う。ならないための治療ならわかるけど。。。
ご本人さまの受けるショックや体の傷に比べたら自分のストレスフルな傷とは比べようがないけど、それでも大変は大変だね。いろいろな気遣い頑張って。

結構アバウトな記事にしてしまったので、多方面でご心配をおかけしてますm(_ _)m
とりあえず、おとんはセカンドオピニオンに対して前向きです。びっくりするくらいに(^^;) やはり切ることへの抵抗があったみたいで。
もちろんセカンドを聞いても、開腹せねばならないかもしれないわけですけれども、私も叔母もおとん(おかんは逆に内視鏡は怖いと考えてるもんで)も納得できるようにしておこう、と。

ご心配、励まし、本当にありがとうございますm(_ _)m
また報告エントリ上げます。

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このページは、柿ママが2006年9月22日 14:57に書いた記事です。

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