考え違い

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他人のそういうのを、当人に指摘するのってとても嫌。
そもそも聞く耳を持ってるかも疑問だし、それに時間を取られるのも嫌だし、それはそれでその人の考え方・価値観なわけだし。自分には間違ってるように思えてもね。
しかしそれがこちらを思いっきりへこますことがあることも事実。

定期的に(というよりも実際毎日なはずだが)餌をやっているのであれば、それは完全にその餌をやっている人間が管理する餌場である。そこに来る子等には責任がある。そこに新しいメンバー増えれば、それはそれで責任を持たねばならない。もちろん無限にそうできるわけでもないは事実だけれど。
餌だけをやるのではなく、餌場を綺麗にしておくことから始まって、固体管理、不妊・去勢に至るまでやってこそ責任ある餌やりなのだ。それができないのは、結局猫達を苦しめる結果を招いてしまう。好きだけでは続かない。でも好きでやっていることでもある。

今回、餌やりさんがいる餌場の子達を手術捕獲した。あくまでも私のスタンスは協力である。
それが3匹も手出ししてしまったことがいけなかったのか、相手の口から「また協力するから」という言葉が出てきた。
何よりもショックである。

手出しも、自分の気持ちを救うためなのだから、恩に着せようなどとは思っていない。けれど、そういう態度を取られれば釈然としないどころか、とても嫌な気分にすらなる。「これから先も餌やりを続けてくれるだろうことを考えれば、その方が大変なのだから」という考えももちろん持っているが、だからと言って相手がスタンスを取り違えていることの理由にはならない。
手出しを後悔はしない。したくてしたことだ。けれど、こういう状況になるのなら、また距離を置くべきなのだろうとも思う。私には私が守らねばならない子達が既にいるのだから。
協力は厭わない。けれどそれはその餌場を持つ餌やりさん自身が「まず自分が動く」という意識をきちんと持っている場合だ。それでこそ自ずと協力者や手助けが現れるものなのだから。

自戒も含めて、やはり人は行動あるべきなのだ。
どんな素晴らしい言葉も、美辞麗句も、激しい議論も、すべきことを信念に従って黙々とし続ける人の背中には敵わない。

・・・ならば私もまだまだ行動が足りてなかったってことか。
距離は置こう。お互いのためにも。
難しいけれど、その上で行動しよう。どう行動し続けられるのか、がきっと私の課題なんだろうな。

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このページは、柿ママが2006年4月 8日 08:56に書いた記事です。

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