ハリー、手術へ行く

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直前まで、今日で大丈夫なのか(できれば当日や翌日などは過ごし易い日の方がいいんじゃないか、とか、カッコ悪い話だけど懐具合とか(>_<)、自分自身の体調とかとか)、自分に問いかけてみてたけど、結局流れでハリーの去勢手術を決行!!予想通り、捕獲器ではなくキャリーに一発(※1)。
0506060_harry.jpgで、術後のハリーは、普段と何の変わりもなし。リリースはいつものように事務所裏ではなく、最近ハリーが居ついている叔母宅の敷地内ですることにした。その方がすぐに安心するのではないか、と思ったから。・・・案の定でした。たっぷりめの缶詰を皿に盛って傍に置くと、すぐに食いついてくれた。もう本当に安心だ、私もハリー自身も。これからもずっと一緒にやっていこうね>ハリー

※1)何度も言うけど、そんなこと120・・・いや200%の自信がなければしないで下さいね、皆さんは。「慣れてるから」「抱けるから」、そんなことは何の保障にもなりません。そういう子だからこそ、一度失敗してしまうと後が一層大変になることもあるのです。これはもちろん私の経験からも言えること。

「捕獲器」と言うと何だかコワく聞こえるかもしれないけど(かつての私もそうだった)、ちゃんとしたものをきちんと使えば、これほど猫にとっても安全でストレスが少なく、そして確実で、使う側の私達にとっても安全なものはないのです。
じゃぁ何故ハリーは捕獲器を使わなかったのか、と問われると困るんだけど・・・(^^;)
散々もっぷやはるちゃんに怖い思いをさせ、苦労した経験、逆に捕獲器を使って素早く、(猫も人間も)安全に目的を達した経験etc・・・を踏まえて、自分なりに使い分けをしてる、としか言いようがない。キャリーを見た時の猫達の反応にもよる。それだけで警戒する子には絶対に使えない。
とにかく、餌をあげてる子を手術に連れて行きたいけど・・・と悩んでおられるなら、一番は捕獲器をお勧めします。それも何でもってわけじゃないけど。真剣に、前向きに、自分自身で頑張っていこうと思っておられるなら、捕獲器、お貸ししますよ。もしくは全国に散らばるMy捕獲器を持つネットワークをご紹介できると思います。
しかしくれぐれもご自身で頑張られることが大前提。「誰かどうにかして」なんてお断りです。自分ができないことを他人に押し付けてはいけません。誰も超人なんていないんです。皆、自分にできることを、コツコツと頑張っている普通の人間なんですから。
偉そうに言っても、私だってまだ未去勢を4匹も抱えた未熟者ですが・・・。

最近、白が一層積極的。と言っても私からすればまだまだ控え目に思えるのだけど、時々事務所を覗きに来る。大抵はまたたびがご所望だったりする(^^;)。基本的には事務所内でしかあげないのだけど、またたび大好きのもっぷはけれど恐がりで、事務所に入ってこられないので仕方なく外であげることになる。するともっぷと同じ場所で食餌をしていた白は、「ん?ここは何かいい匂いがする・・・そう言えばこっちの方向からもいい匂いが・・・」ってな具合に事務所の中のまたたびすら嗅ぎ当てることになる。
050606_paku.jpg少しづつ少しづつ色んなことに慣れてきた白。瑠儀の目と比べれば、まだきつさが残っているように思われがちだが、最初の頃の目つきとは明らかに違うし、纏っている雰囲気は全く別物。毛並みも柔らかくなったし、事務所に入るだけでなく、こんな格好までするようになった!!
あぁ、もう、何て可愛いんだろう。ただただ愛しい。恐らくここでしか見せることのない姿であろうことが、容易に想像されるので、余計に愛しさが募るのかもしれない。ま、エゴとも、優越感とも、勝手な思い込みとも言えるかもしれないけれど。
でも本当に可愛いのだ。写真でも見ても可愛いかもしれないけれど、生でこの姿を見たら、そして過去の白を知っていたら、本当に堪らなく可愛いとしか思えない姿だったのだ(ただの親ばか(^^;)!?)

しんどい時もある。突然の喪失という辛いこともある。
けれどそれらを遥かに上回る、喜びがある。得ているものは大き過ぎる。
はるちゃんが甘えてごろんと転がる。ブラッシングすると、それこそ嬉しくて、気持ち良くて堪らない、とすりすりして回る。クロが「甘えたいよ」と視線を送る。やっぱりこちらもブラッシングする。気持ち良くて、嬉しくて、クロはどんどんどんどん身体をこちらに摺り寄せてくる。膝に手を付き、顔と顔をくっつける。二匹が、どんなに叔母やおとん、お隣のおじちゃんに慣れて来ても、決してこんなことをしたりはしないだろう。それくらい、二匹はびびりん坊なのだ。私にだって、ふとした瞬間に(瞬間で終わりこそすれ)警戒することがある。
だからこそ、二匹のこの喜びは、それ以上に私へのご褒美。あまりに人に慣れることは心配でもあるけれど、決して誰にでもは懐かないから子達だからこそ、素直にその行動を、愛情を受け取らせてもらう。
与えられ、与え、愛され、愛し、守られ、守り・・・。猫達とだけではなく、もちろん人同士でも。
猫達とは素直にそうできるのに、人同士だとどうも上手くやれない、どこか精神がガキな私だけど(笑)

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コメント(4)

お疲れさまです。
ハリーくん良かったですね。
次々と手術をして行くのは、いろんな意味でエネルギーが
必要ですね。
コツコツと頑張ってらっしゃる姿には、本当に敬服しています。

でも、大変な思いをする分、彼らから貰うものも大きいですね。
こちらが愛情をかけた以上のものを、彼らは返してくれますからねぇ(^ ^)

ありがとうございますm(_ _)m
こちらこそ、ジュリア&ロバーツを迎え入れ、続けざまにラス、ベガ、スを受け入れられたひさんの姿に敬服しています。

そう、苦労とは比べるべくもないものを彼らは返してくれますよね(^-^)
そうして母ちゃん達は日夜ますます、頑張ってお仕えしてしまうのですよね(笑)

そう言えば・・・(※1)ってあったなあと思い読み返しにきました^^
昨日もまたノラちゃんの去勢手術のために捕獲したんだけど
触れるのでキャリーで捕獲したら・・・
抵抗されて左をガブリと噛まれ~
柿ママさんの日記を思い出しました~(笑)
病院にも昨日のうちに行ったので酷くならずにすみました~(^^;)
なんとか逃げられずにすんで良かったけど
ノラちゃんに恐い思いさせて・・反省です。

結構見極めは難しいですよね(^^;)
実は捕獲の時ではなく、数日前に喧嘩になりかけそうだったのを止めようとして、ハリーにはかぷっと噛まれてました。タイミング的にまだ距離のある唸り合いだったので大丈夫なはずだったのですが・・・。ハリーは撫でている時にも感情が昂ぶるとかぷっと来ることがあったので、仕方ないかぁ、って思いましたが、ハリーに怖い思い、気まずい思い(噛んだ後、そんな感じなんですよ)をさせて悪かったな、と(^^;)
でもとろにゃんさん、酷くならずに済みそうで良かったです。捕獲も無事成功だったし。くれぐれもお気をつけ下さい。大事な猫母ちゃんだし、公園の子達にもなくてはならない存在なのですから(^-^)

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このページは、柿ママが2005年6月 6日 23:45に書いた記事です。

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