午前3時、

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就寝前にまた鳴き声が聞こえるので、そっと家を抜け出してみる。下の空き地から声が聞こえる。夜鳴きの君はやはり子猫のようだ。微かに届くどこかからの明かりの中、一瞬見えた影は子猫のものだった。塀を乗り越え、追ってみるが、もちろんそんなことで捕まえられはしない。足元が何となく程度にしか見えないし(^^;)。そんな私に付き従うしまじ。そして何事かと、少し離れたところで眺めるチロ。

朝からは全く声が聞こえなくなったので、気が気ではない。周囲を探してみるが、この暑さの中、外に出ているわけもない。

そう、ちょっと鉢植えを外に出したり、入れたりするだけでも、顔から背中から汗がだくだく(^^;)。何だ?この暑さは。まだ梅雨のはずなのに。カラッとはしていないものの、洗濯ものは乾きそうだ。
冷房を効かせて、じっとしていたいほどの暑さ。しかし何故かこういう時に限って色んなことをやってしまうのは何故なんだろう。いつもの掃除機がけ、拭き掃除の他、窓拭きまでしてしまった。そしてきり達の敷物の洗濯、チロの寝床も洗い、勢いできり達のトイレも1個洗う。結構短時間で乾いてくれた。

そんな合間にも声が聞こえないか、姿は見えないか、と気にしてみるが、一向に聞こえも見えもしない。
が、しまじ達の夕食PartⅡも済んだ頃、いきなりまた鳴き声が聞こえた。ひっきりなしに鳴くわけではない。突然思い出したように鳴く。それから暫くは全く何も言わない。随分経ってからまた鳴く。母猫を呼んでるのだろうな。
そしてついに姿を見ることができた。雉白の月齢3ヶ月前後といったところか。こちらが気付いていないと、近くにいてもじっと様子を伺っている。が、こちらが気付くと逃げる。恐さと、心細さで縋りたい気持ちの狭間、という感じがする。食べ物を置いて、姿を隠してみたが、反応はイマイチ。私が姿を見れる位置というのが、人間には近づけません(--;)、というような場所。まぁ、トタン屋根の上には乗れないやね。
一度人間が行ける場所にも出てきたので、その周辺にウェットフードを置き餌してみた。先ほど見に行ったら、少し減っていた。周辺の成猫達が嗅ぎつけたにしては、半分残っているのは解せないので、恐らく夜鳴きの君だろう。
夜鳴きの君がいるのは、他所様の敷地。斜め向かいと言えなくもないが、普通行き来するには、ぐるっと遠回りをしないと行けない。が、そんなことはしてられないので(普段からだが(^^;))、隣が無人なのをいいことに、フェンスを跨いで行き来している。できればうちの敷地にまで来て欲しいのだが・・・。昨晩とそして先ほども一度、すぐ近くで鳴いていたように聞こえたが、人の気配がすると逃げてしまう。こんな時の為の捕獲器なのだが、二の足を踏んでいるのは、正攻法では家に入れてあげることができないため。そんなことを言ってる間に、取り返しのつかないことになったら、とも思うのだが、ここで捕獲器まで持ち出して連れ帰れば、うちのおかんは本気で私をこの家から追い出すだろう。「まさか」と思われるだろうが、するよ、うちのおかんは(^^;)。部屋を借りて、10数匹を養える給料ではないので、まだそれは避けなければならない。情けないことだが、これが現状。そして既に正攻法でない方法は思いついた。っていうか、嘘も方便(^^;)?真実味を持たせる方法も思いついた。でも解決には繋がらないじゃないか、って?里親探しをすること自体は変わらないし、どんなことをしてでも見つける。もちろんいい加減な気持ちでもないし、妥協もしない。
何はともあれ、できる限り内密での捕獲が必要。まぁ、見つかったら見つかったで、その場合のことも考えてある。そんな労力あれば、説得に回せよ、と自分でも突っ込みたくなるが、今はまだまだ無理。それでも軟化はしたのだ。ルルが見つけた子猫を有無を言わさず保護して連れ込むことには成功したから。紗美以後、それすらも無理だったというのに。今回も、ルルがしつこく気にしてくれたら助けにもなるというのに、どうしたことかあまり乗り気ではない。宇宙には敏感に反応し、既に体系的には成猫並みの龍にさえ反応するのに、どうしたことか?単に今日の暑さに辟易しているだけかもしれないが。

この日記を書いている最中にも、鳴いては黙り、黙っては鳴きを繰り返している夜鳴きの君。おかんの反応を気にしつつも、様子を見に何度か出てみる。逃げはするけれど、顔を見せては話しかけ、刷り込みしてしまえ、という考え。実際の捕獲はさっさと捕獲器でしてしまうつもりだけれど、私への警戒心だけでも緩まってくれれば、めっけもんだと思っている。
雨がぱらつき始めている。台風が直撃せず良かった。直撃する地域にも外で暮らす子達が当然いるのだと思うと、喜べないのだが・・・。

ルルが鳴き声に反応してその場所を離れなかったお蔭で、側溝から救い出され、おばあの猫になった健人↓
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このページは、柿ママが2004年6月20日 23:18に書いた記事です。

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