久し振りのじんべぇ。気付いてくれたのは事務所隣のおじさん。はるちゃんを可愛がってくれ、日曜日に餌やりに来れない私の代わりに、クロにカリカリを食べさせてくれ、そしてジャニスの飼い主であるおじさん。おじさんの理解があるからこそ、私は随分助かっている。
そのおじさん、じんべぇの名付け親!?でもある。「じんべぇが来とるよ」と教えてくれなかったら、全く食餌の時間でもないタイミングで、事務所の裏に現れ、私が出てみると既に立ち去ろうとしていたじんべぇには会えなかっただろう。お腹は結構空かせているようだったが(↓)、何日も食べていないというふうでもなかった。とにかく、久し振りに会え、無事を確認できたのは望外の喜びだった。できるだけたくさん食べさせたくて、カリカリと缶詰を混ぜたものから、缶詰だけのものまで出してみた。最初は混ぜたものを食べていたが、結局缶詰だけのものをたっぷり食べて、去って行った。また、おいでね、じんべぇ。
昨日の約束通り、瑠儀と遊ぼうとするが、追い駆けっこの気分ではなかったらしく、ノリが悪い(^^;)。私は追い駆けさせようと、一生懸命走っているのに、瑠儀は「何してんの?」といった風情で走り去った私の方向を見ている。何か、私、阿呆みたいじゃん、瑠儀(T_T)。
Sが所用のついでに事務所に寄ってくれた。出掛けに、着ていたワンピースに龍がおしっこをかけた、と嘆いていた(^^;)。背中にいつものように飛び乗って、じょ~。普段も、鳴いてSを呼びつけておいて、こたつ布団にじょ~。ちゃんとトイレを使ってもするのだ。こうなると、龍のおしっこは発情によるマーキングというよりも、妊婦となったSへのアピールなのではないだろうか?これまで、Sと旦那のこうちゃんと、半々といった感じでひっついていたそうだが、最近はこうちゃんが寂しがるくらい、Sにべったりだそうだ。粗相を叱ることはないようだが、さすがに夜は寝室で一緒に寝ることはさせられないようだ。試しに、寝室以外(洗える布団だけにして、寝室で、でもいいのだが)で龍と一緒に寝るようにしてみては?と薦めてみた。もしかしたらそれで変化が現れるかもしれない。3ヶ月ちょっとしか一緒に暮らしていない龍。原因がやはり妊娠からくるものだとしたら、何て甘ったれな、愛すべき子なのだろう。Sらは、決して今までと態度が変わったわけではないというのに、龍なりに敏感に感じ取っているのかもしれない。
今日もサバ白とは会えなかった。しまじの夜食の時間(今日はチロも食べてくれた)が、こちらの都合で早めになってしまったので、仕方なく置き餌にしてみた。その後も頻繁に外を確認することはできなかったので、食べてくれたのかどうか・・・。できるだけ、サバ白が現れていた時間にこちらが合わせるようにしなければ。
少し前までは、季節的なことも絡んで、サバ白出現はしまじの(稀にチロ)騒ぎ声で分かったのだけれど、今はそんなこともなくなってしまった。それはそれで、怪我の心配が減り、近所への配慮も考えれば、安心なのだけれど。
ぎんたをいつもの如く、胸の上に抱え、座椅子で寛いでいると、健人が遊びたいという訴えの鳴き声を出す。ここでいつもいつも、健人の要求に応えていると、ぎんたも「胸から下ろされる=嫌な気分=健人」の図式がどんどん確立されそう(もう確立しきっているのかもしれないが)で、今日は相手がほとんどできなかった。一つは、帰宅途中の車中で、ふいにぎんたとの出逢いを思い出してしまったせいかも。
会社帰りの深夜、突然、私の前に飛び出してきたぎんた。2つの線のそれぞれの駅のほぼ中間に位置するマンションへ帰るのに、私はその時のタイミングと気分と用事によって、どちらの線を使うか決める。もし、その日、もう一つの線を利用していたら、ぎんたには会えなかった。マンションまでまだ数十mのその場所から、ぎんたが私の誘いに乗って移動しなければ、今のぎんたも私もなかった。ぎんたに声をかけながら、車に乗った兄ちゃん達のナンパを恐々としかしひたすら無視し、マンション内に誘い入れた。自室の玄関前で、そっと開いたドアの隙間から、きりがぎんたに威嚇をしたなら、ぎんたは室内に入れなかっただろう。かつてマンション内に入り込んで、ご飯をもらっていた猫がいた。2、3度、私もご飯をあげたことがあった。きりはその子を、やはりドアの隙間から覗き、激しい威嚇をした。だから、ぎんたも駄目かもしれない、と思っていたのに、予想に反して、きりはぎんたを受け入れた。
一つの一つの偶然。それは本当は起こるべくして起こった偶然なのだ、と今はよく分かる。けれど一つだけでも何かが違っていたら、今の私達(きりも私も、紗美も、瑠儀達さえも)は今のようでは在り得なかったのだと思う。そんなふうに思うと、もっとちゃんとぎんたとの時間、いや、ぎんただけではなく、どの子との時間もコミュニケーションも、もっともっと大事にしなければ、と思う。とは言え、前述のように、ぎんたを構うためには、健人やきりや紗美に一時は我慢してもらうことになるのだけれど、皺寄せが決して誰か一匹のところに集約されることのないよう、私はもっともっと努力しなければいけないんだな。今の私のスタンスや環境を手に入れることができたのは、もちろん周囲の人々のお蔭でもあるけれど、何よりきり達がいなければ在り得なかったことなのだから。
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