じんべぇが

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朝もその後も全く来ないので、これはついに自分の家か餌場に帰ったかと思った。それならそれで良いが、やはり寂しいなとも思ったりして・・・。その分、クロはいつも通り、いつもの場所で落ち着いて食餌。
が、夕飯の時間も過ぎた頃、ふと事務所裏を覗くと、じんべぇがお行儀良くお座りして待っていた(^^;)。何だ来たのか、とついにやにやしてしまった。結構惚れさせられてるな。

おばあは、集中治療室から一般病室へ移った。インフルエンザも治り、今は小康状態を保っていると言われたそうだ。けれど、今後、鼻からの酸素吸入ができなくなった場合、気管を切除してチューブを入れることになる、その可能性があるそうだ。けれど、以前からの本人の希望云々を考慮して、そうなってしまった場合、気管切除は断ったそうだ。
元気そうに見えて、おばあの肝臓はとてももう健康などと言えるような状態ではないのだ。お酒など飲まなくてもここまで肝臓は悪くなる。女手一つで三人姉妹を育ててきたその過度の苦労によるものなのか、病気を治すための投薬続きによる影響なのか。病気や病院とはほとんど無縁で生きる人もいれば、何度も何度もお世話になる人もいる。その差は一体何なのだろうね。「こがん苦しまんばいかんことをしたとやろうか」と、おばあは言う。心では、「そうではないよ、おばあ。多分それは全く逆だよ」と思う。けれど病などで苦しむ人に面と向かって言えるほどにはなれない。自分自身になら言えるけれど・・・。
退院は少なくとも4月になりそうだ。おかんに私の密かな計画を話す。ベランダの桜草を全部降ろして、おばあを迎えるんだ、と。玄関先まで桜草の道を作るまでにはならないかもしれないけれど、少しでも多くの桜草で迎えるから、退院日が決まったら、ちゃんと前もって聞かせるように、と。多分、日中に帰ってくるだろうから、その光景を見た時のおばあの表情を見れないのは残念だけど、どんな笑顔をするか想像できる。
明日はおばあの92回目の誕生日だ。

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このページは、柿ママが2004年3月22日 23:23に書いた記事です。

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