ホルとクロシロ

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クロシロはうちの外猫男子とは悉く相性が悪い。外で暮らさねばならない以上、それが普通と言えば普通かもしれない。クロシロは瑠儀達にとっては完全に余所者で、この発情シーズンにテリトリー越えをしてここにやってきている上に、思いっきり雄の匂いを撒き散らしていることだろうし。
けれど、できることなら喧嘩は避けて欲しいと、人間としては勝手に思っている。猫を嫌う人を別に非難はしないし、逆に彼らに引け目を感じたりするつもりもないが、その原因の一つにこういう時期の鳴き声や喧嘩騒動を挙げる人がいる以上、やはり気にはなる。そして喧嘩して、それらが猫達に良いことなわけでもないのも事実だ。
瑠儀とホルとクロ。仲は良くない。瑠儀はホルにあまり頭が上がらないので、喧嘩以前に避けるから良し。が、それ以外の組み合わせは取っ組み合いはしないまでも、喚き合戦が凄い(-_-;)。向かい合って喚き合うのが主だから、どちらかを事務所に引っ張り込んで、なし崩しに喧嘩をやめさせる。(←危険です。普通はしちゃいけないと思ってます。だから皆さんは真似しないように!)
が、今回、ホルとクロシロは違った。クロシロが避けようとするも、傍に叔母がいて、加勢がある気になったせいなのか、ホルはしつこく後を追ったらしい。そしてそこに私が様子見に出たせいで、さらにホルを増長させたのか、とうとう取っ組み合いが始まった。傍で大声や足音を激しく立てて脅かそうとしても×。まさか、さすがの私もそこに(文字通り)手を出すほど愚かではない。ルルや瑠儀達の飲み水用に外にキープしてあるペットボトル入りの水を叔母に持って来させ、周りに撒いた。絡み合ったまま、道の真中をずりずり移動するので、二匹の左右のいずれか半身は多少水に濡れる結果となってしまったが、それでも期待した結果をも出すことはできた。互いに距離ができたので、ホルを抱え上げ、クロシロを逃がす。
思いきり、爪がお互いに食い込んでいたようなので、ホルにコロイダルシルバーを飲ませておく。この過程で、直接飲ませたがった私はあえなく右手に生傷を増やすこととなった(>_<)。その傷にもコロイダル。液体とアロエ入りジェルがあるのだが、いやぁ、どちらも良く効くんだよね。これは常備しておいて正解。クロシロは夕食を敬遠するかと思いきや、しっかり戻って来た。ので、こちらも餌にコロイダル。これで酷い化膿は避けられるだろう・・・はず。
最早ぐずぐずしているのは、クロシロ達のためにも、私のためにも全くならない。クロシロが簡単に捕獲できるのは確認済み。じゃなくても、捕獲器がある。M先生にメールをし、金曜日、予備に土曜日の予約をお願いした。明日はお休みで、明後日は都合がつかなかったのだ。その勢いでチロもやってしまえるようにしよう。こちらは朝食が早朝なので、タイミングが難しかったりもするが、チロが同じような喧嘩をどこかでしているかも、と思うと余計に溜まらない。町内で、猫による糞害の苦情が町内会にも保健所にもいっているので、猫に餌をやるな、という回覧版が回ったらしいから、ゴム首輪も早急につけなければ。全く、知識がないというか、根本原因をきちんと考えたがらない馬鹿馬鹿しい回覧などを回して、何をしたいんだか。餌をやらなくても、猫はいなくならないし、糞尿もする。餌を十分貰えればこそ、ゴミ捨て場を荒らすことはなくなる。もちろん、多くの人が餌をやるだけ、というのが問題なのだ。もちろん、根本原因は捨て猫と、未避妊・未去勢のままの外出自由な飼い方なのだが。
事務所周りでやっていることを、自宅周りでできるか、と考える。土地柄や自分の思い入れを考えると、同じようにはいかないだろう。が、おばあが餌をやっていることのフォローはせねばならない。少なくとも、世話をしてきたこともあるしまじとチロは何としても守りたい。そしてそれ以外にも置き餌を食べている子はいるみたいだからな(-_-;)。置き餌はやめて欲しいのだが、言っても一旦はやむけれど・・・という状態。となれば、後はとにかくフォローするしかないだろう。
あれ?何だか愚痴っぽいな(^^;)。やりたいこと、やらなきゃいけないこと、途切れることはないのだ。それから逃げたくなる時がないわけじゃない。私は自分がそこまで強いなんて思ってないし。けれど、逃げれる程度の愛情ではないのだ、猫達に対して。なのに、今の私には気合いが抜けている気がする。気合いを入れ直して、頑張らないとね。人生の何を得られなくても、猫達との関わりだけは手放さない、と自分に誓ったのだから。気合い!気合い!!

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このページは、柿ママが2004年3月 2日 23:31に書いた記事です。

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