文ちゃん、またね。

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今年は本当に何なんだろう?ついに5匹目、叔母宅の敷地に来る外猫、文太があっという間に逝ってしまいました。先月6日のことでした。
文太を見送って、こうして記事にするまでに時間がかかったのは、何故だろうと自分でも思う。今もよく分かってない。整理がついてないんだよ、と友人は言うけれど、それだけなのかな。
いや、別に、それ以外に何かがあるって思うわけでもないんですが・・・。

微かに呼吸が速いような気がする。たまきくんの前例もある。気になるなら、連れて行けるなら、少しでも早く病院に行こうと思ったのが、1週間程前だったと思う。日にちも曜日も自身の感覚からかなり消えかかった生活をしていて、はっきりとは思い出せない。
いずれにしても、キャリーには入れられたけど、診察は無理でした。キャリーを開けて数瞬、怖さのあまり飛び出した文ちゃんは、診察室中を逃げ回り・・・・・・。
僅かに予想していた展開でもあります。たまきくんは飼い猫だったし、もともとかなり平気な様子で叔母宅にもやってきたし。でも文ちゃんはいわゆるノラらしく、やはり最初は警戒心強かった。
それでも、寄ってくるようにはなっていたし、撫でることもできたので、もしかしたら診察できるかもという期待もあったのです。

多分、もっと早くから体の中で何かが起こっていたのでしょう。当然ながら。
これはまったく叔母や私の推測、というより想像に近い考えですが、癌の類だったのかもしれない、と。叔母がある場所に、こりこりしたものを感じたと。私自身はレメディの投与と強制給餌でいっぱいいっぱいで、そこまで確認してないのですが。そこから先はまさにあっという間でしたから。

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文ちゃん、私、文ちゃんの写真、この時しか撮ってなかったんだね・・・。まだ私の別宅の庭に来ていた頃。
別宅の庭でご飯をあげ始めて、諸々の出来事があって、A叔母宅へ移動して、何とかそこでご飯を食べ続けられて・・・。こりきにはちょっとイヂワルされて、通せんぼされたりもあったけど(^^;)
喧嘩で耳が縮れてしまったし、顔つきもこの頃(2年前)とはずいぶん変わっている。もっとシュッとした顔になったというか、この頃は太ってたというか。けれど、やっぱり文ちゃんだな、って目を見て思う。
毎回毎回、もっと写真を撮っておけば良かったと思うのだけど・・・。

文ちゃんとのエピソードがあまりにも少なくて、だから私の中の文ちゃんへの想いも少ないのかもしれない、と思ってしまう。
文ちゃんを心配し、可愛いと思い、世話してきたことに変わりはないのに、あまりにもあっけない最後の時間が、負い目を感じさせるのかもしれない。そんなふうにあっという間に旅立つ子はこれまでにもいたけれど、文ちゃんとは元気な頃にもまだ距離があったせいかもしれない。心配はしたけど、手のかからない子だったし。それに多分、これからじっくり距離を縮めていけばいい、って呑気に思ってたんだろうな、私は。

文ちゃん、もう少し、お世話させて欲しかったよ。急いで逝くことなかったのに。
今度はゆっくり、ちゃんと待ってて。もう一度会う日まで。

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このページは、柿ママが2013年12月12日 19:29に書いた記事です。

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