きり、16年間、ありがとう。

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昨夜、私の初めての猫、きりが旅立ちました。
強制給餌を初めて4日、やったことのない母も協力してくれてのことでしたが、始めるのが遅過ぎました。
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きりはペットショップから来た子。それも血統書を持つアメリカンショートヘア。今の私からはあり得ない出逢いですが、その時の私には知識がほとんどなく、捨て猫を拾えないなら、短絡的にペットショップと思ったのです。
だからこその出逢い。
きりとの出逢いがなければ、その後大阪でぎんたを保護することもなく、今のような猫ばか人生を歩むこともなかったのかもしれません。
東京・神奈川から始まり、大阪、長崎と、私に振り回されたきり。けれどその時その時を受け入れてくれてたきり。
ペットショップに行く前に、猫と暮らそうと決心する前に、その短いとは言えない時間を、責任持って過ごすことができるだろうか、と悩みました。
猫と暮らしたいと思わせた友人の愛猫が当時16歳。少なくとも、16年は一緒に生きていくのだ、本当に最期まで愛し、守っていくことができるだろうか、と。実際、より愛し、より守られていたのは私でした。
あっという間過ぎた16年。そして長崎に戻ってからの怒涛のような猫ばか人生。あっと言う間に増える四足家族。不満はないけれど、もうこれ以上四足家族は増えなければいいときりは思っていたようです。飼い猫以外に外猫もおり、さらには別宅などというものができ、特にこの1年は日々帰りが遅くなっていたから余計にそう思ってたかも・・・。
実際、どんな気持ちでいたのかな、きり。「それが私のお母さんだから仕方ないよね」と思っていてくれたのかもしれないけれど・・・。

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旅立ちの日の昼間のきり。もう痩せ切ってしまい、寝返りを打つのも一苦労。何度か鳴きかけてきたきり。給餌の傍ら、パソ仕事するんじゃなく、もっときりに寄り添っていれば良かった。
そして最期の瞬間に、私は間に合わなかったけれど、母が看取ってくれたことは救いです。一人で逝かせずに済んだ、と。母には心から感謝します。

ありがとう、きり。
誰にも順番はつけられないはずだけど、それでもやはり一番はあなただったと、今はっきり分かる。
またいつか会おう。待っていてね。愛してるよ、きり。

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このページは、柿ママが2013年7月17日 22:59に書いた記事です。

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