一昨日の夜、強制給餌を試みてむせさせてしまった由吉。
時々口の中の痛みというか、強い違和感もあるのは分かっているので、注意をしてたのですが・・・。
何となく、もしかして、今夜は・・・と思わせるような様子。
強制給餌はやめ、ただそばについていることに。横たわった姿の頭と肩に手を乗せ過ごすこと暫し。
ちょっと手を離すと、訴えるように鳴くので、そばを離れるどころか、手を離すこともできず・・・。
由吉ちゃん、尻尾をぶんぶん。右手の指で首の辺りを撫で撫で撫で撫で。また由吉ちゃん、しっぽをぶんぶん。撫で撫でやめ。またまた由吉ちゃん尻尾をぶんぶん。右手全体で頭を撫で撫で撫で撫で。はたまた由吉ちゃん尻尾をぶんぶん。撫で撫でやめ。
そんなことを繰り返し、1時間半ほどしてさすがに片付けもせねば、と湯たんぽを置いてそばを離れる。
片付け後、またそばに・・・と思い、寝床を覗いてみると、あれ?と思うほどしっかりした顔つきと横たわり方で場所を移動している由吉。
強制給餌と撫で撫でで少し持ち直した?じゃぁ、明日の朝まで大丈夫?
なんて、油断したのが間違いだと思い知らされたのは翌朝のこと。
「じゃぁ、由吉ちゃん、また明日の朝ね」と約束したつもりなのは私だけ。由吉はそんなに待てないと、そして「お母さん、もういいから」とばかりに、ひょいっと旅立って行きました。
まるで伸び伸びと気持ちよく寝ているかのような姿でした。ただ、吐いたのであろう跡が、私の甘えた判断の間違いを指摘しているかのようで・・・。
弱っていたのであろう由吉を保護して2年と3ヶ月ほど。
りょうくんのことが大好きで、中々私達には慣れてくれなくて、寝ている隙に撫でてみたり、ブラッシングしてみたり・・・。それでも撫で撫で&ブラッシング大好きな元気なおじちゃんになってくれた由吉くん。
最後に鳴いてそばにいて欲しいとアピールしてくれたこと、お母さんは心から嬉しいよ、由吉。そして看取ることはできなかったけれど、少しでもそばにいて、由吉ちゃんを安心させられたであろうことは良かった。そうさせてくれた由吉ちゃんに感謝。
今日、何とか埋葬を済ませました。
由吉ちゃん、今度こそは、向こうでお母さんのこと待っててね。今度は待てない、なんてことないよね。