光原百合/光文社
★★★★☆
サークルの内輪のパーティで出逢った渡会恭平。劇団を立ち上げるためのメンバーを探していると言う。
サークル内で文章を書くことに次第にずれを感じ始めていた響子は、度会と、不思議な光景に出くわす。その場を取り繕う女性に辛らつな言葉を放つ恭平が見抜いた事実とは・・・。
連作短編。
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2007年2月アーカイブ
たつみや章/講談社(文庫)
★★★★
代々巫女を努めてきた守の家に、ある日、不思議な人物が現れた。
守山と名乗る彼を慕い始める守だったが、祖母と2人して何かを隠しているらしい彼に不信感を持つ。やがて知らされた事実は、守山さんがお稲荷さんのお使いだ、ということだった。
稲荷山の開発をやめさせるために、やってきた彼だったが、見えないものを信じなくなった人間相手のそれは想像を絶するものだった。
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光原百合/双葉社
★★★★
4月からの予備校生活が確定してしまった早春。家の近くの土手で見かけた一人の女性。
ひょんなことから知り合いになった彼女のボロアパートに、家庭の事情で勉強部屋を構えることにした信也。惹かれていく彼女が大事にしているともしていないとも思える4鉢の朝顔とは・・・。(「十八の夏」)
表題作他3篇収録。
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森谷明子/双葉社
★★★☆
湖のそばで、ひたすら機を織る妹姫。土地の神に愛された姫は、湖の底に潜む使いに守られ穏やかに暮らしいていた。が、姉姫の夫である大王に望まれ、寵姫となった。ある日、大王が宮に戻らぬまま妹姫のそばで息絶えた。大王は妹姫に殺されたのか・・・?(「蜘蛛(ささがに)姫」)
表題作含む7編収録。
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大崎梢/東京創元社
★★★☆
かつて成風堂の同僚であり、現在では故郷の老舗書店で勤める美保からの手紙には、「宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出没して、まるう堂存亡の危機。名探偵を連れて、すぐに来い」と。
事の大きさに尻込みする杏子をよそに、指名された多絵はその気十分。
休暇を使って、信州へと赴いた2人を待っていたのは・・・。
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ブリアン・ペロー/竹書房
★★★★☆
ベリオンでの思いがけない喜びの中、ロリアが何者かに攫われてしまった。急いで後を追ったアモスらは、ロリアとバアルの短剣と共に、教団が守る聖地へと赴く。
一方、世界を正義の名の下に支配しようとするバルテレミーは、"黄金の羊毛"を捜し求めていた。
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坂木司/東京創元社
★★★★★
父の突然の死で、家業のクリーニング屋「アライクリーニング店」を継ぐことにしてしまった新井和也。父が周っていたお得意さん宅を受け持ち、衣類を預かりながら、垣間見た様々な過程の不可解な出来事。
そんな謎を、驚くほどすっぱりと解いてみせる友人の沢田。
かつて大学ではそれほどでもなかった二人の関係も、父の死を境に変化していくのだった。
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上橋菜穂子/偕成社
★★★★
チャグムと共にカンバルへと向うバルサ。チャグムの生命を狙う刺客と戦い、危ういところを因縁のあるシハナらに救われるものの、チャグムの計画は思いのほか壁に阻まれていた。
それぞれの国の思惑が錯綜する中、ナユグの春の影響が確実にカンバルにも押し寄せていた。
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有川浩/新潮社
★★★★
忘れられない本のことを、ふとネットで調べると、たった一人、気になって仕方ないほどの感想を書き綴っている人物がいた。思わず、メールで自分の感想を送ってしまった伸と、ひとみの、繋がりの始まりだった。
メールだけでのやり取りが続いたある日、伸はついに「ひとみに会いたい」という気持ちを抑えられなくなってしまう。
「会いたい、けれど会えない」というひとみだったが・・・。
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加納朋子/文藝春秋
★★★☆
仁木の長女の家に居候となった安梨紗。安梨紗の大伯母と対面した仁木は、彼女が開く「主婦道」を教える会で話をすることに。
そこで明かされた、メンバーの一人の悩み事。子を持つ母同士のサークルで起こった不思議な出来事と脅迫の謎とは・・・。(「虹の家のアリス」)
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三崎亜記/集英社
★★★
「となり町と戦争を始めます」―広報誌に書かれた一言。
戦争は行政が推し進める公益事業となり、戦争をする相手の市町村は敵でありながら、共同で事業を行う相手でもあった。
そんな中、偵察任務を任命された僕だったが、戦争の気配も音も感じられないまま、広報誌には戦死者の数だけが増え続け・・・。
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柴田よしき/双葉社
★★★★
「好きよ」という一言を残して死んでしまった会社の同僚。それほどに親しかったわけでもない彼女の死が、何故かある時から頭を離れない。
幼い頃、母と共に後にした故郷の島。既に自分にとっては何の意味も感慨も見出せない場所のはずだったのだが・・・。
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カイ・マイヤー/ポプラ社
★★★
「影絵ショー 本日、真夜中の月の右側にて」-真っ黒の紙に印刷された言葉に誘われて、砂利野原まで出かけたクリスとリーザ。その先の線路で、2人は不思議な貨車を見つける。普通の貨車の何倍もありそうな重量と、生き物の皮膚にも似た外装の真っ黒な貨車。
ギーベルシュタインに何が起ころうとしているのか・・・?
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谷原秋桜子/東京創元社(創元推理文庫)
★★★★
失踪した父を探し出すため、アルバイトに励む美波。しかしそのバイト先でのトラブルで、60万もの借金を背負ってしまうことに。そんな時、知人から紹介された「毎晩携帯を必ず持っているだけで5千円」という仕事を紹介され、飛びついてしまう。しかしその仕事の内容は、病院で亡くなった遺体を病室から霊安室に運ぶ、というものだった・・・。
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| しましま 群青 *何となく表紙などに惹かれて買ってしまいました。しましま、可愛いなぁ(≧▽≦) |
| うるわしの英国シリーズ(4冊) | ・月の出をまって ・中国(チャイナ)の鳥 | 波津 彬子 *猫につられて買ってしまいました「うるわしの英国シリーズ」。短編集で時々主人公が変わります。が、結構メインは決まってるのかな。中々面白いです。猫のヴィルヘルムがこれまたいい味出してくれてますし(^-^) |
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森谷明子/東京創元社(ミステリフロンティア)
★★★★★
秋庭市の外れ、すすきが生い茂る野原の真ん中に「秋庭市立秋葉図書館」はあった。あまりの立地条件に、分館でもある秋葉図書館は利用者数もほんの数えるほどしかいなかった。
そんな図書館には訪れる人々が巻き起こす、小さな、不思議な事件の数々があった。
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小泉さよ/池田書店
★★★★
猫と暮らしてみたい、猫と初めて一緒に暮らす、「ひとり暮らしで忙しいのに猫と暮らせるだろうか?」と心配している、そんな人達へ向けて書かれた、優しく愛情の篭ったアドヴァイス。
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