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「ぼくの・稲荷山戦記」

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ぼくの・稲荷山戦記たつみや章/講談社(文庫)
★★★★
代々巫女を努めてきた守の家に、ある日、不思議な人物が現れた。
守山と名乗る彼を慕い始める守だったが、祖母と2人して何かを隠しているらしい彼に不信感を持つ。やがて知らされた事実は、守山さんがお稲荷さんのお使いだ、ということだった。
稲荷山の開発をやめさせるために、やってきた彼だったが、見えないものを信じなくなった人間相手のそれは想像を絶するものだった。
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守山さん=初音のキャラがめちゃめちゃいい(≧▽≦)
だからこそ、お主さまを必死に守ろうとする彼の姿は、とても惹かれるし、切ない。

が、ミンクに関する発言は、どういう心情であれ、冗談であれ、かなり不快でした>鴻沼さん(=作者さま)

人が「自然を守る」とか「地球にやさしく」というのは確かに不自然だと感じます。大切にしなければいけない、ことは当然ですが、人間が守るものでもやさしくするものでもないと思うのです。けれど大切にしなければいけない、って矛盾して聞こえるでしょうけれど。いや、言葉はどうでもいいのかな。
今更、文明のすべてを捨てることはできないけれど、例えば、この暖冬の向こうに、住処である氷の大地が崩れて踏みしめるたびに海に落ちかけている北極熊がいること(もちろん北極だけでも熊だけでもないのですが)、そういうことを忘れずにいたい、と思うのです。
ちょっとした我慢、ちょっとした工夫、それだけではとても力不足に思えるだろうけれど、それすらしなければ何も始まらないのですから。

10年後、20年後、もっと先の未来にも遺したいもの、遺すべきものというのは、人が作った遺跡だとか以上に、この地球が育んでいるものそのものだと思うのです。

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