大崎梢/東京創元社
★★★☆
かつて成風堂の同僚であり、現在では故郷の老舗書店で勤める美保からの手紙には、「宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出没して、まるう堂存亡の危機。名探偵を連れて、すぐに来い」と。
事の大きさに尻込みする杏子をよそに、指名された多絵はその気十分。
休暇を使って、信州へと赴いた2人を待っていたのは・・・。
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う~ん、このシリーズは短編の方が面白いですよ、絶対。
この作品が面白くなかったわけではないのですが、杏子さんと多絵ちゃんには、成風堂で、お客さんやその地域の人々と関わっていく中での、本屋に纏わる謎解きを続けていって欲しい、と。今回も本屋に纏わるものではありましたが、何となく、ちょっと・・・成風堂を離れたことで、その良さが薄まってしまった、そんな気がします。
次作は短編に戻るそうなので、楽しみにしてましょう。
にしても、老舗の書店と、今流行の複合店舗の描写。どちらも店長が書店というものを愛している上での形なので、とても魅力的です。個人的にもどちらもそこにクォリティがあるなら、好きです。本や商品並べてるだけ~、売れそうなもの置いてるだけ~、なお店は老舗だろうが複合だろうが、御免こうむりたいですけど。
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