アーシュラ・K・ル=グウィン/岩波書店
★★★★
最愛の妻を亡くしたハンノキは、毎夜、死の国に佇む夢を見る。垣根の向こうでは、妻だけでなく、大勢の死者達が助けを求めていた。苦しむハンノキは人に勧められるまま、ロークの魔法学院へ向かい、さらにゴントで齢を重ねるゲドの元へと辿り着くのだが・・・。
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2005年9月アーカイブ
炎の少女―新シェーラひめのぼうけん
村山早紀/童心社
★★★★★
ルビー、サファイア、ハッサンらの姿や行動と自分を比べて、自分をいらない存在だと感じてしまうジュドル。飛行道具の実験だと自分に言い聞かせて、つい飛行船を飛び出してしまいます。そんなジュドルを心配するチニ。
そしてジュドルを探すハッサンが出逢った妖精のような少女は・・・。
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加納朋子/東京創元社(※画像は文庫のもの)
★★★☆
大学で見かけた美しく、不可思議な行動をする少女。
近所にある、ちょっと廃れた空気が漂う、歩行者には危ない交差点。そこに出ると噂される少年の幽霊。
大学祭にやって来た小学生の子供達と、友人の幼馴染が証明してみせる双子のテレパシー。
そして、たった一人の他には読む人などいないはずの作品の読者である人物からの手紙の正体は・・・。
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加納朋子/東京創元社(※画像は文庫のもの)
★★★★
短大に通う入江駒子が出逢った短編集「ななつのこ」。表紙のイラストに惹かれ、ページを繰った駒子は作者にファンレターを出す。その本に出逢えた喜びと、身近な不思議を書き添えて。
やがて届いた、作者・佐伯綾乃からの返事には、駒子が書き添えた身近な不思議への推理が書き添えてあった。
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アーシュラ・K・ル=グウィン/岩波書店
★★★★☆
一人の女性としての人生を歩んできたテナー。忌まわしい行為の犠牲となりながら、生命を取り留めたテルー。世界の崩壊を自らの魔力全てと引き換えに救い、自身は抜け殻のようになってしまったゲド。
世界の綻びは、扉が閉められた後もなお、色濃く人々を翻弄し・・・。
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アーシュラ・K・ル・グゥイン/岩波書店
★★★★
アースシーの世界の隅々で異変が起こりつつあった。魔法の言葉を使えなくなった人々、その言葉の意味を失い、魔法など端から真実ではなかったのだと考え始める人々。
その異変の一つを伝えに来たエンラッドの王子・アレンは、大賢人ゲドと共に、災いの元を探し出そうと旅に出る。しかしそれは「どこを」「誰を」「何を」探したらいいのか、未だ判然としない旅であった。
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| エンジェル・ハート (16) 北条 司 *楊姐姐、カッコいい~♪サイコー!! そして素晴らしい恋人達の運命は・・・。 by G-Tools |
森奈津子/フィールドワイ
★★★☆
女子高を舞台に、美しい静香に憧れる純子、純子を愛するレイ、静香の友人でレイを追い回す美夜子らの百合コメディ。(「姫百合たちの放課後」「姫百合日記」)
会社の上司に憧れる優香は、残業を済ませ、会社を出たところでUFOの大群に遭遇する。<賢者>と名乗る彼らの要求は、地球人が<賢者>のやり方に則った歓迎をすることだった。その方法とは・・・。(「2001年宇宙の足袋」)
表題作他7作を収録。
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| カムフラージュ 篠原 烏童 *短編では欲求不満になってしまいそうな内容ばかり~。勿体無い!! |
| やじきた学園道中記(27) 市東 亮子 *何だかまたごたごたしそうで・・・(^^;)。でも好きっ♪ |
| 王家の紋章(50) 細川 智栄子 *ちょっと1冊の内容が酷過ぎますよねぇ。無駄なページ多くて・・・。でも買ってしまうんだなぁ、気になって(-_-;) |
by G-Tools
森奈津子/イーストプレス
★★★★
人類が恐ろしい風邪のウィルスで死滅して1年。一人残された千絵は、今日こそは美しきお姉さまに出逢えると信じ、街へ。しかしそこで出逢ったのはあろうことか、一人の男性で・・・。(「西城秀樹のお蔭です」)
突然の飛行機事故で兄夫婦が逝ってしまい、時子は兄の遺産と共に、兄の娘・絵美里、アンドロイド・ハンナと暮らすことになったのだが・・・。(「哀愁の女主人、情熱の女奴隷」)
SFあり、エロスありの表題作他6編を収録した短編集。
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恩田陸/集英社(文庫)
★★★★
伝統ある男子校の寮。年末を前に、寮生のほとんどが家へと帰っていく。
そんな中、寮に残る3人の少年。そして近くに住みながら、3人と一緒に寮で過ごすもう1人の少年。ひょんなことから互いが抱える秘密を「告白」してしまう4人。
普段の生活からは窺い知ることのできない心の内側を曝け出してしまった4人は・・・。
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タニス・リー/産業編集センター
★★★★
<レイブン・タワー>やトワイライトの手から逃れたクライディとアルグル。しかし二人はハルタのしきたりを守り、ハルタへは戻ろうとしなかった。ペシャムバで二人きりの結婚式を挙げ、クライディの女中仲間を助け出すために<ハウス&ガーデン>へと向かう。
が、<ハウス>では意外な光景を目の当たりにし、さらにはイロネルの元へ呼び戻され、驚きの事実を告げられることに・・・。
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タニス・リー/産業編集センター
★★★★
<ライズ>を脱出し、アルグルの元へ戻るクライディ。しかしハルタの元にアルグルの姿はなく、クライディは一人、アルグルを求めて旅に出る。
しかしそんなクライディを追ってウルフ・タワーからやって来たと思われる、謎の男・ゼリーが現れる。
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タニス・リー/産業編集センター
★★★☆
ウルフ・タワーを逃れ、ハルタのリーダー・アルグルと結ばれようとしていたクライディが捕らえられ、連れ去られた先は<ライズ>と呼ばれる、ジャングルの中の宮殿だった。
気ままに自動で部屋が動く宮殿、髪と一緒に花を生やす奴隷や生き生きとしたロボットの奴隷、不思議な頭部をした猫、涙を止め処もなく流しながらも物言わぬ少女。ついに顔を見せた宮殿の主人プリンス・ヴェンは、おかしなことにクライディを避けるかのように振舞うのだったが・・・。
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タニス・リー/産業編集センター
★★★☆
掟に縛られた<ハウス&ガーデン>で王侯・貴族に女中として使えるクライディ。<ハウス>の外の<荒地>には、まともな生き物などいないと言われ、一生を<ハウス>の中で夢も希望も抱けずに生きるはずだったクライディ。
ある日、彼女の人生は、気球に乗ってやって来た青年・ネミアンにより一変させられることとなってしまった・・・。
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ペガサスの騎士―新シェーラひめのぼうけん
村山早紀/童心社(フォア文庫)
★★★★
世界を救うため、両親である女王と王を救うための旅に出た、ルビー姫とサファイア姫の2人のシェーラ。共に冒険の旅に出たハッサン王子とジュドル王子らですが、それぞれに互いへの不安や不満を抱えつつ、ひとまず旅を続けているサウードを見つけることを目標とします。
そんな頃、遠く離れた国で剣の稽古に邁進する王子とペガサスがいました。
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森博嗣/角川書店
★★★☆
窪居佳那は大学院のドクターコースに在籍。上質なドキドキを味わうこと、そのために費やされる時間や手間は惜しみたくない。指導教官である相澤助教授への密かな想いとその想いをさらに密かに行動で示してみたり・・・。
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ダレン・シャン/小学館
★★★★☆
パパとママと姉さんのグレットと4人で暮らすグラブス。姉との喧嘩、チェス好きな3人に囲まれた退屈さ、大好きなサッカー、カッコつけに吸ってみたタバコ、悪ふざけ・・・そんな他愛もない生活の全てが、思いも寄らぬところで全て奪われてしまう。
自分だけに何も告げずにいる3人。愛する家族3人の苦悩を自分も分かち合おうとするが、グラブスが目にしたのは想像を絶するおぞましい光景だった・・・。
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アーシュラ・K・ル・グゥイン/岩波書店
★★★☆
墓所の大巫女の生まれ変わりとして、幼い頃から墓所の神殿で育てられたアルハ。<名も無きものたち>を祀り、地下迷宮に魅入られたかのようなアルハの前に、突然現れたゲド。墓所の神殿では男は立ち入りを禁じられ、その国では魔法そのものが禁じられて久しかった。ゲドを捕らえたアルハだったが・・・。
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アーシュラ・K・ル・グウィン/岩波書店
★★★★
偉大な魔法使いになるであろうと予見されるほどの力を秘めたゲド。しかしゲドは若さや育った環境で生まれた功に逸る気持ちや自分の力への過信により、師匠の元を早々に離れ、魔法学院への道を歩む。やがてその逸りと過信は、ゲドに大いなる過ちを犯させてしまう。
偉大な魔法使いゲドの若かりし頃の、影との戦いの物語。
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| 不法救世主(イリーガル・メサイア) 1 (1) 篠原 烏童 *好きな内容・設定だし、篠原さんの絵はとっても好みなのだけど・・・惜しむらくは必要な巻数が足りなかったこと・・・ |
| 波に花影月に刃 篠原 烏童 *これを先に読まねば、「セフィロト」の面白さがちょっと減っちゃうところでした(^^;) |
| セフィロト 1―不法救世主・現代編 (1) 篠原 烏童 *これもまた巻数が足りないがために欲求不満な感も・・・。掲載誌が廃刊になったためで、篠原さんに非はないけれど・・・ |
by G-Tools
恩田陸/双葉社
★★★☆
恵弥は双子の妹、和見を連れ戻すために、そしてもう一つの目的のために、雪が舞い散る北国に足を降ろす。この地に目的の、憶測でしかないそれが本当にあるのかも分からぬまま。
和見と、彼女がこの北国にやって来るきっかけとなった一人の男性とその死、彼が残した地図、そして恵弥を付回す何者か・・・。曖昧模糊とした状況の中、共に東京へ帰ると決意した和見が失踪してしまい・・・。
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恩田陸/双葉社
★★★★☆
アジアの西の果て。山に囲まれた盆地、何もない平原、その中にぽつりと盛り上がった丘の上に、真っ白な直方体の建物がある。周りには棘とも枝とも葉ともつかないような灰色の植物が茂っていた。
「存在しない場所」「有り得ぬ場所」という矛盾を孕んだ名を持つその建物には、入り込んだ人間が消える、という伝説・迷信が残っていた。人間消失の謎を解き明かすことために辺境の地へ連れて来られた満だったが・・・。
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