たつみや章/講談社
★★★★
綿津見の一族の娘・イサナは年頃になっても、着飾らず、男達と共に海へ出ることを強く願っていた。
一族の長である兄が造る大船のため、船となる木を探していたイサナは、ある日遂に彼女の巫女の力としての呼びかけに応える声を聞き取る。異国から流れ着いたクレや兄達と共に、その場所へ出向いたイサナは、木と一体となっている龍と出逢い・・・・・・。
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日本史ファンタジーの最近のブログ記事
たつみや章/講談社
★★★★
塩づくりのムラの窮地を救ったポイシュマはとアテルイは、チェプモトに教えられたアヤに捕らわれた人々を救うために、アヤを目指す。一方、アヤで無理矢理にコノハナヒメを妻にさせられたワカヒコは、自分にしかできない方法で、タジシヒコを倒す決意をする。
そしてついにアヤで、「かかがやく尾を持つ星」の息子であるポイシュマと、その星を携えて生まれたといわれるワカヒコが再び相見え・・・。
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たつみや章/講談社
★★★★
ムラ同士の交易の旅に出ることになったポイシュケとワカヒコ。ポイシュケは初めて見る海で、クジラのカムイらと出会う。
一方、無理に旅についてきたホムタは、ムラ同士の交易の礼儀を踏み躙ってしまい、ヒメカへ戻るために、アヤのクニに身を寄せることにしてしまう。が、ワカヒコ、ヤタカらと共にアヤについたホムタは、クヂチヒコの策略に嵌り・・・。
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たつみや章/講談社
★★★★
ポイシュケはアテルイのムラへ、ワカヒコはクニへ、運命に導かれながらもそれぞれの住処へと旅立つ。
父と兄姉だけが全ての人間と思い育ってきたポイシュケにとって、ムラで多くの人々と暮らす日々は、驚きの連続だった。
一方、叔母でもあるヒメカに「シクイルケ達は魔物でも野人でもない」と告げるワカヒコ。しかしワカヒコは魔物にたぶらかされたとして、軟禁されてしまうのだった・・・。
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たつみや章/講談社
★★★☆
ムラを治める「長の中の長」アテルイと、「月神の地上の息子」シクイルケは、他のムラの長達と共に、海を渡ってやってきたヒメカのクニを訪れる。が、話し合いに来たはずの彼らを待っていたのは、彼らを野人と蔑む人々だった。
月神の力を借りて命からがら逃げ出したアテルイらは、「魔物」と呼ばれ、追われる身となる。カムイ達に助けられながら逃げるアテルイとシクイルケはやがて、魔物を祓う翡翠色の瞳を持った少年と出逢い・・・。
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荻原規子/徳間書店
★★★☆
坂東武者の家に育った草十郎は、平治の乱に加わり、京から落ち延びる。途中、三郎頼朝を助けて一行を脱落し、やがて初めて心を寄せようとした義平が斬首されたことを知る。自分自身がどう生きて良いのか分からないまま、草十郎は六畳河原で死者のために舞う糸世と出逢うのだった。
糸世の舞と草十郎の笛の共鳴りが産む大きな力の行く先とは・・・。
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梨木香歩/原生林
★★★★☆
天智天皇の崩御直前、大海人皇子は家族や仕える者達と共に、吉野の里へ住まいを移す。やがて天智天皇が崩御し、草壁皇子の周囲は否応なしに変化していく。
丹生都比売に守られ、水銀を産する吉野で、草壁皇子は自然の美しさ、厳しさ、変わりゆく時代の中での自分の身の置き所のない寄る辺ない想いを、ひしひしと感じるのだった。唯一心を許せる、里の少女キサとの言葉のない語らいが、草壁皇子を慰めていた・・・。
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梨木香歩/理論社
★★★☆
名主の息子が蟹に惨い仕打ちをしているのを助けたとうきち。
息子は父親の名主に嘘を言いつけ、名主はとうきちの唯一の牛を取り立ててしまった。
そして蟹が恩返しのために大群となって歩き続ける光景を見ながら、とうきちはかつて自分が無念のうちにその地で死んでしまった武士の生まれ変わりだと言われたことを思い出していた。
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上橋菜穂子/理論社(カラフル文学館)
★★★★☆
人の心の声が聞こえてしまう「聞き耳」の力を持つ小夜は、幼い日の夜、血を流しながら山犬から逃げる子狐を助ける。そしてその小夜を助けたのは、森陰屋敷に閉じ込められて生活している小春丸だった。
幼い心を姉弟のように通わせる二人の姿を、呪者の使い魔とされてしまった穢れた身を隠すように見つめ続けていたのは、二人に救われた幼い霊狐:野火であった。
やがて成長したそれぞれが進む道が、少しづつ、少しづつ、交わろうとしていた・・・。
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高橋克彦/幻冬舎(文庫)
★★★★
隣里の山上に、鬼の乗る船が現れた。自分の目で確かめたくなったシコオは、船の間近まで行き、鬼から「因幡の国を目指せ」と告げられる。
道中出逢ったタカヒコ、タカヒメと共に、鬼に誘われながら脱落していく者達の妨害を撥ね退け、因幡を目指す。しかし辿り着いた先には、さらなる試練が待ち受けていた。
出雲神話を高橋克彦式に解釈した、「高橋版『古事記』」。
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