上橋菜穂子/理論社(カラフル文学館)
★★★★☆
人の心の声が聞こえてしまう「聞き耳」の力を持つ小夜は、幼い日の夜、血を流しながら山犬から逃げる子狐を助ける。そしてその小夜を助けたのは、森陰屋敷に閉じ込められて生活している小春丸だった。
幼い心を姉弟のように通わせる二人の姿を、呪者の使い魔とされてしまった穢れた身を隠すように見つめ続けていたのは、二人に救われた幼い霊狐:野火であった。
やがて成長したそれぞれが進む道が、少しづつ、少しづつ、交わろうとしていた・・・。
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いやぁ、柄にもなく、最後までドキドキドキドキしながら読んでました。どういうドキドキかっていうと、3人の結末です、もちろん。3人のうちの2人は死んでしまう結末でもおかしくない流れだったから・・・。
で、結果はどうだったか・・・というと、既に分かる人には分かると思いますが、3人はとりあえず無事。アンハッピーエンドな小説が好きではない私が星を4つ半もつけるんだから、分かろうというものですね(^^;)。それにこれまでの上橋さんの作品の流れを考えても、そういうエンディングは考えられませんもんね。エンディングを飾るシーンはとてもとても心温まる、多分誰もがまざまざと思い描ける、そんな情景でした。いいエンディング(^-^)
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