
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/徳間書店
★★★★★
湿原に暮らす<人間>と<巨人>、そして水み棲む<ドリグ>。お互いに理解し合わないままの彼らに、一層の災厄の種が撒かれた。人間の子供が、自分の強さを見せつけるため、その金の首輪を奪おうと、ドリグの子を殺してしまったのだ。首輪には恐ろしく、簡単には解けない呪いがかけられ、やがてその邪悪な力は湿原中を巻き込み続けていた。エイナとゲイア、そしてセリが生まれ、やがてゲイアが巨人の子供と友情を結ぶまで・・・。
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柿ママ: 2004年12月アーカイブ
上橋菜穂子/理論社(カラフル文学館)
★★★★☆
人の心の声が聞こえてしまう「聞き耳」の力を持つ小夜は、幼い日の夜、血を流しながら山犬から逃げる子狐を助ける。そしてその小夜を助けたのは、森陰屋敷に閉じ込められて生活している小春丸だった。
幼い心を姉弟のように通わせる二人の姿を、呪者の使い魔とされてしまった穢れた身を隠すように見つめ続けていたのは、二人に救われた幼い霊狐:野火であった。
やがて成長したそれぞれが進む道が、少しづつ、少しづつ、交わろうとしていた・・・。
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柴田よしき/徳間書店(トクマノベルズ)
★★★★☆
竜に翻弄されるかのように時の中を巡る舞子。中西に置いてけぼりを食らわされながらも、竜からのサポート(!?)で着実に自分が求めるべき場所へ近付いて行くリュイ。鏡の泉の妻にされ、名を忘れて一人佇む女性。
一体、竜は何をさせようとしているのか?果たして、その望みを実現させるために、何かをすることが舞子達にできるのだろうか・・・?
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柴田よしき/徳間書店(トクマノベルズ)
★★★★☆
大好きだった兄が結婚して、兄嫁が妊娠。いつか兄を想う気持ちも、兄妹のそれに落ち着くだろうけれど、今はどうしても兄嫁の存在が耐えられない。赤ちゃんが生まれたら、兄も兄嫁も赤ちゃんごとどこかに行ってしまって欲しい。
そんな想いに応えて、「それ」は現れた。「おまえの望みを叶えてやりましょう」と、それは生まれたばかりの甥を連れ去った。ピンクの竜に姿を変えて・・・。
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/ブッキング
★★★
見物客で賑わう、由緒あるメイン館。かつてそこに住み、魔法を使っていたずらばかりをし、ついにはそのため司教に罰せられた「いたずらロバート」。ヘザーの両親はメイン館の管理人。そのため夏休みになっても、楽しいことなどありません。ある日ついに嫌気がさしたヘザーの愚痴が、ロバートを呼び出してしまい・・・。
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篠田真由美/祥伝社
★★★★
西暦2000年の大聖年に、ヴァティカンは長年の懸案事項にある決定を下した。神の子の血を分け与えられ、2000年の時を生きるという吸血鬼の抹殺。そのために聖遺物を日本のとある人物へと託すことに。
ヴァティカンの存在を髪の毛ほどにも気にしていない龍はだが、嫌がおうにも、その闘いに巻き込まれて行く。
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/創元推理文庫
★★★★☆
巡礼観光がなくなって8年。世界は少しづつ修復され始めてはいたが、まだまだ長い歳月を要した。
かつて、ダークの末娘だったグリフィンのリダが、魔法大学に入学した。
大学は総長ケリーダから後を引き継いだ若手の魔術師達によって運営されていたが、赤字が続いていた。そこで学生の親達へ、寄付を募る手紙が出された。しかしそのために暗殺者は学生を狙いに入り込み、海賊が食堂へ乱入しての大騒ぎが・・・。
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/創元推理文庫
★★★★
チェズニー氏が魔法世界で観光事業の「巡礼会」を始めて40年。そのために、今やダークホルムは財政的にも人的にも危機に瀕していた。
そんな中、お告げにより今年の「闇の君」に選ばれたのは、自身の魔法研究に情熱を費やすダーク。そして魔法大学入りを熱望する息子ブレイドもまた、巡礼達の先導魔術師の一人に選ばれる。家族は一致して、ダークに協力するのだが・・・。
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