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「蛇 ジャー」上巻

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蛇 上柴田よしき/徳間書店(トクマノベルズ)
★★★★☆
大好きだった兄が結婚して、兄嫁が妊娠。いつか兄を想う気持ちも、兄妹のそれに落ち着くだろうけれど、今はどうしても兄嫁の存在が耐えられない。赤ちゃんが生まれたら、兄も兄嫁も赤ちゃんごとどこかに行ってしまって欲しい。
そんな想いに応えて、「それ」は現れた。「おまえの望みを叶えてやりましょう」と、それは生まれたばかりの甥を連れ去った。ピンクの竜に姿を変えて・・・。
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ピンクの竜というから、少し奇天烈系のSFかと思いきや、ピンクにはそれなりに意味がある(上巻を読み終わった現段階では)。竜がどういうつもりで、舞子や他の人々を煙に巻くかのような、それでいて決して追跡を断念せざるを得ないようにはしない状況を続けているのかは、まだまだこれからのお楽しみ。
ベースには、琵琶湖を代表とする自然そのものへの作者の想いが込められているように感じる。登場人物が語る自然への気持ちや考えは、きっと作者の思いなのだろう。

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