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柿ママ: 2004年11月アーカイブ

「虚空の旅人」

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虚空の旅人上橋菜穂子/偕成社
★★★★☆
隣国サンガル王国の新王即位の儀に招待されたチャグム。シュガや供の者と辿り着いたサンガルの豊かさや内包する危うさを目にする。王の次男タルサンや三女サルーナと、次第に親しくなるチャグムだが・・・。
一方、海の民ナユーグル・ライタの目となった少女が魂を海に返されるために王宮へと連れ来られ、遥か外界では南のタルシュ帝国が送り込んだ斥候船から、生命からがら逃げ出した少女スリナァが、タルサンの元を目指していた。
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狩野俊介の記念日太田忠司/徳間書店
★★★
狩野俊介シリーズの短編もの4作目。記念日に纏わる4編を収録。
人によって大事な日、場所、物が違っても、そこに込められた想いへの「大切さ」は同じ。
人々の「心の忘れ物」を俊介が探し出す時、俊介も大事なものを手にする。
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「くらのかみ」

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くらのかみ小野不由美/講談社
★★☆
病の床にあるという大叔父に呼ばれ、初めて訪れた古い屋敷。大人達は決まりに従い、誰が後を継ぐのかという話し合い。
4人の子供達は何もない屋敷の中、蔵座敷で「四人ゲーム」を始める。暗闇の中、4人が1人づつ部屋の隅に立ち、先の隅に立つ相手のところへ移動し、肩を叩いていくのだ。4人なら、ゲームはすぐに終わるはずだった。しかし明かりを点けた時、そこにいたのは5人。そして誰もが最初からいた気がするのだ・・・。
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唯一の神の御名―龍の黙示録篠田真由美/祥伝社
★★★
神の子の血を受け、不死の時を生きる龍、そして龍から血を与えられ、共に永い時を過ごしてきたライル。人にあらざる者を受け入れて暮らす透子。
龍が一人で過ごした過去―主を失った直後、それから100年ほど後の世、そして厩戸豊耳皇子との出逢い―が語られる連作短編(?)。
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「夢の守り人」

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夢の守り人上橋菜穂子/偕成社
★★★☆
人の世界とは別の世界で、人々の夢を糧に花を咲かせ、実を結ぶ"花"。現実を儚み、夢見る世界での幸せをふと心に望んでしまい、醒めない眠りについた人々。本来なら、花の実りと共に夢から醒めるべき人々に異変が・・・。
大事な身内を救いたいと、自らの生命を賭し、夢の世界へ飛び込むタンダ。しかし巧みな罠に絡め取られたタンダはバルサとバルサが守るユグノに襲い掛かる・・・。
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「ブルータワー」

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ブルータワー石田衣良/徳間書店
★★★★☆
末期の脳腫瘍に侵された周司は、激しい痛みを感じた後に、不思議な世界を目の当たりにする。
高さ2kmを越すスーパーストラクチャー、青の塔。階層ごとに完全な階級社会が出来上がり、階層ごとの移動も規制されている世界。かつて恐怖のウィルス「黄魔」により、世界は壊滅的な打撃を受け、今もまだ、「黄魔」の恐怖から逃れられていないのだった。
それは周司の脳が、腫瘍のために、そして痛みのために見せた幻影なのか?
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