石田衣良/徳間書店
★★★★☆
末期の脳腫瘍に侵された周司は、激しい痛みを感じた後に、不思議な世界を目の当たりにする。
高さ2kmを越すスーパーストラクチャー、青の塔。階層ごとに完全な階級社会が出来上がり、階層ごとの移動も規制されている世界。かつて恐怖のウィルス「黄魔」により、世界は壊滅的な打撃を受け、今もまだ、「黄魔」の恐怖から逃れられていないのだった。
それは周司の脳が、腫瘍のために、そして痛みのために見せた幻影なのか?
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9.11で繰り返し流された、双子の塔の崩壊シーンで受けた衝撃が、この作品誕生のきっかけだとか。確かに塔の世界は、確かに現代に抱えられている世界の問題を凝縮させたように描かれている。
何度も感想を打ち直してみたが、上手い表現ができない。少しでも興味を持たれた方は、是非読んでみて下さい。お勧めできる作品にしっかり入る内容です。ジャンルは大別すればSFかな。作者もそう仰ってますし。
『I..W.G.P』は興味が湧かなかったけど、こういう作品を読むと、これからの作品が楽しみになりますね。面白かった♪
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