読み終えた本。まだ一巻だけど。
当時、本屋でタイトルに惹かれ、とりあえず1巻だけ、と買って読み始めたのに、どうしても興が乗らなくてそのまま放置になってしまってた『図書館の魔女』高田大介。
何度も「また読もうか」と思うのに、何故か後回しになる。このまま読めないままかと思ってたら、いきなり続きを読みたくなり、あっという間に読了。
続きの巻はすでに書店には並んでおらず、古本屋も行ったけどセットしかなく。ネット古書店を頼って、到着待ち。早く続き読みたいよ~(笑)
マツリカとキリヒトが今後どんなことをやっていくのか、知りたくて仕方ない。
その本探し徘徊中に見つけてしまった『かがみの孤城』辻村深月。
辻村深月さんの作品は、図書館通いをしてた頃に読んでた。余裕があれば全作品買いたいくらいに好きではあったのだけれど、徐々に遠のいてしまってた作家さん。
なんだけど、友だちが去年「すごく良かった」とSNSに載せてて、氣にはなってたので「読みたいリスト」入りさせてた。タイミングが合わずにいたけど、今回やっと。そしてあっという間に読み終えて、満足感とともに一抹の寂しさも。あぁ、もう読み終わっちゃった(T_T)、みたいな。
もっと早く読んでれば、ってくらい良かった。でもこれは多分、今の私だからこの読み方ができたんだな、とも思う。もっと前なら、読んで泣いてたかもしれない。
今回はただただ、物語の精緻さに感動し、それを読めたことに喜びを感じてる。
細かいことをちょっとでも書くのは、これから読むかもしれない人が万一これを読んだら、勘がいいと先が見えちゃうかもしれないので控える。
できるなら、主人公達の年齢の子達にはどんどん読んでみて欲しいと思う。【読んで】みてほしい。映像ではなく。
映像にして原作(小説であろうと漫画であろうと)の持つものすべてを表現しようとするのって、無理があると思っているから。だからできれば原作を【読んで】ほしいなぁ。
ただただ、学ぶためでもなく、単純に「読みたい」と思った本を日がな一日読んでる、そんな過ごし方が最高だな、って久々に感じた。