るい、ありがとう。

猫がいる別宅

8月30日、16年前に姉妹で保護した『るい』が旅立った。
タイミングを見誤り、状態を軽んじ、しんどい思いをさせてしまったけれど、最期を迎える2日前までお互いに諦めておらず、もう一度元氣になると思っていた。
けれど、給餌補助を拒否し、水も飲まずに、静かに旅立っていった。
むしろね、最期の息が苦しくかなっただろう姿で、静かに旅立てたことに、ホッとした。強制給餌をやめて長いけれど、今回は1、2度ついやってしまってたから。
食べたがっていたので、給餌補助はした。だからこそ、食べたがらなくなった時にやめられず、無理に食べさせてしまったのだ。
そうしたらるいは、餌置きにしている棚の奥に入り込んでしまった。
(画像は10年くらい前のもの)

私が苦手な『あきらめない』。
それを実践させてくれた子。るいは、まるで私の師匠であるかのように、「あきらめない」と決心して世話し始めた途端に旅立った。

保護直後、里親捜しも中断し、手のかからないことをいいことに後回しにされがちだったのに、私のことを愛してくれたるい。最後はしたこともない経験をさせてくれたるい。正直、酷い飼い主だよってくらいの経験だったのに、こんなに後悔の念がないことが不思議で仕方ない。
(こちらも10年くらい前。割と他の子と一緒に写ってるのが多い。)

トップの画像は14年前のるい。立ち上がろうとすると、すぐに膝に乗ってきてたるいの姿。この頃とあまり変わらない姿だったとは言え、ここ最近、全然撮れてなかったのがまたしても悔やまれる。どうして学習しないんだ!? >私
写真は少ないけど、最期の時期に子ガラスを保護してしまったことも含めて、忘れられなさ強めになった『るい』。

るい、ありがとう、大好き。ごめんね。
また会おうね。

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