ある理想

猫がいる自宅

世話をしている外猫達の中で、年をとったり、病氣や酷い怪我をした子達を飼い猫にしていく。
そんなふうにしていくのが本当は希望だった。私が描く、理想に近い猫との関わり方、と言ってもいいかも。

「こまち」は母が店でご飯をあげてた子。まぁ、もちろん私も世話してたわけだけど。
氣が強いけど、人懐っこくもあるので、あちこちでご贔屓さんがいた。けど、少しづつ年を重ねて(多分、そろそろ10歳超えてる?)、姿を現さない日がたまにあると、母はひどく心配し出し、すったもんだの末、我が家に迎え入れることに。
癖のあるじいさん猫(せな)と、視力にハンデのある若造猫(炭治郎)がいる家にいきなり連れてこられたこまち。でも大好きなうちの母がいるので、我が家に慣れるのに時間はかからなかった。母とこまちがいる1階での「こまちVS炭治郎」はこまちに軍配、私とせなと炭治郎がいる2階での「こまちVS炭治郎」では炭治郎に軍配。
最初はそれぞれを心配して、氣を揉んでたけど、結局それぞれにうまくやってんだな、と分かった。ほぼ1階で過ごすこまちだけど、2階のベランダを堪能したり、こうして西日でひなたぼっこしたり、彼女なりの後半生を受け入れている。
春になったら、こまちに会いたいと言う人がいるので市場まで連れてくつもりだけど、以前と比べて腑抜けみた顔になってしまったこまち、驚かれないだろうか(笑) 私はその幸せそうな腑抜け顔が大好きだけど。

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