西澤保彦/幻冬舎
★★★☆
激しい台風が上陸した夜、過疎化が進んだ首尾木村で村人達が惨殺された。町へと続く2つの橋も流された孤立地帯で、翌日救出されたのは、3人の中学生の男女と1人の男性教師。殺人犯と見られる外国人男性は逃亡の際、川の濁流に飲まれ死亡。
それから9年。殺された両親や兄の亡霊に悩まされる生き残りの1人、繭子のもとへ、ルポライターと外国人女性が訪れる。彼らは、殺人犯とされた外国人男性の父親からの依頼を受けていたのだが・・・。
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読み始めた時に、「ヤバイ」と思ったものの、グイグイと読み進めさせられてしまいました。ある意味、犯人って分かりやすくはありますが、翻弄させられます。
何がヤバイ、って大好きな西澤さんの作品群の中でも、この系統の話は正直読後感があまりよろしくないから。面白い設定であろうが、ロジックが素晴らしかろうが、読み終わった時にスッキリしない。で、案の定・・・。
で、その日の夜は、寝つきも悪く、夢にまで・・・(-_-;) 気持ちが納得してないから余計にね、夢にまで出てきちゃったんでしょうけど。
かなりエロティックなシーンもありますし、人がどんどん殺されちゃいますし、ストレートな見方としては救われないラストでもありますから、西澤作品ならどれも好き、もしくは、この手の話が平気、という方でなければ、結構辛いかな、とも思います。
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