京極夏彦/講談社
★★★★
連続バラバラ死体遺棄事件、不可思議な巨大な箱型の建物、魍魎を封じ込めるという御匣さま。
そんな折、関口はこれまでの短編集を発行することになるが、何かが引っかかって仕方がない。京極堂に相談しようとするが、馴染みの編集が件の御匣さまにやり込められたという話を持ち込んだり、榎木戸までもが依頼された人探しを持ち込んでおり、当の京極堂も何やら隠している風情で・・・。
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映画だとか本だとかで色々思い出す素材ですよね、ある匣は。
あんなまでして生きたいと思える人間がどれだけいるのか、と憤慨してしまいますが、そうなってさえも生きていて欲しいと思う家族もいるのかもしれない。私には理解できないけれど。彼女は母として生きたかったのか、女として生きたかったのか・・・。いや、当然女としてなんだろうな。だからこその、娘への執着だったのでしょう。
にしてもやっぱり関口、情けない(-_-;) が、前作ほどでないのは映画の影響を抜け出せた!?
「魔が差す」っていうのを最近実感しそうになりました。いや、そうやって過去のこととして言えるくらいだから、それは違ったのかもしれないけれど、「魔が差す」ってこと、本当にあるのですよね。
それに捕らわれない心を持ってないといけないのだろうけれど・・・。
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