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「製造迷夢」

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製造迷夢若竹七海/徳間書店(文庫)
★★★☆
渋谷猿楽町署の刑事・一条風太は、ひょんなことから不思議な能力を持つ女性・井伏美潮と知り合った。彼女は人や人の持ち物などに触れることで、そこに残った残留思念を読むことができるのだ。
超能力などまったく信じていなかった一条だったが・・・。
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さっくりとしたものを読みたい気分だったので、手元にあった若竹さんの作品を。
まったく超能力だとかそういったものを信じていない一条が、何だかんだといいながらも、美潮の力に、そして彼女の心根に影響を受けていく様がほのぼのと。
物語は事件の展開と、犯人と思しき人物の心の言葉(最終話は微妙~)とが交互に描かれており、この心の言葉が誰とも取り得る内容なのが中々こちらの心理をくすぐってくれます。ただ、個人的には毎回書かれている逮捕の報告書が読み辛かった(>_<)←単にそういう書面形式に苦手意識があるだけなんですけどね(^^;)

しかしちょっと疑問。
4つ目の話の最後で美潮に言った言葉、そして5つ目の話ではそのことにまったく触れていない点。何となくしっくりこないというか、あれだけの言葉が物語り上では問題になってないのが半端な気分。それともうまく読み取れていないのかな?私。

それぞれのタイトルがアジアンポップスの曲と同じなんだとか。単行本にはその解説があるらしいけれど、残念ながら文庫にはないので、機会があったら単行本の解説だけでも読んでみたい(^^;)

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