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「銀の砂」

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銀の砂柴田よしき/光文社
★★★☆
売れない作家・佐古珠美は、かつてはベストセラー作家の豪徳寺ふじ子の秘書をしていた。何年ぶりかで再会したふじ子は、流産のため病床にあった。
恋人・芝崎をふじ子に奪われたことをきっかけに彼女のもとを離れた珠美だったが、今でもなお、ふじ子を放っておけない自分に気付くのだった。そんな彼女の前に突然現れたフリーライターは、「芝崎の失踪の真相を探っている」と言い・・・。
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女が怖いのか、作家が怖いのか。
失踪の真相に関してはありきたりな結末だったのですけど、そこに重きが置かれているのではないのだろうな、と思います。そこに至るまでの2人の女の業というか、作家の業というか、それぞれの渇望とそれに翻弄される自身達が主題なのかなと。それと2人の女性に、結果として翻弄された男性と。

どちらかと言うと推理物を期待して読み始めた部分があるので、そういう意味ではちと読み足りない、って感じですが、全体としてはそれなりに面白かったです。特にふじ子の過去に何があったのか、何がふじ子を奔放な男付き合いに駆り立てているのか、という部分はかなり興味深かったです。

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