西澤保彦/講談社
★★★★
突然現れた「ストロー」。物質を通しはするけれど、その際に有機物はそれがパーツでない限り、確実にそのコピーを作っていく。世界中に現れたそれは、仲に囚われた人々と、外にいる人々を完全に隔てていた。
そのストローで囲われた空間に取り残された狭い範囲で起こる殺人事件。犯人は一体誰なのか?
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後半のスプラッタシーン!?は、ちと引きたくなるものがありましたし、この特殊な状況が人を追い詰めていく様には痛いものもありました。
が、物語の繋がりはさすが西澤さんだなとも思うのです。
ハッピーエンド、とは言えないものの、ある意味では救いのあるラストだったかな、とも。まぁ、あれが救いがあると考えることについては、実は自信がない(物語のその後の数人が背負うべきものを考えればなおさら・・・)のですが、救われないラスト、とも言えないですしね。
「どちらが偽者ということはない。どちらも本当なんだから」と言えたコモちゃんが素晴らしい。
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