アーシュラ・K・ル=グウィン/河出書房新社
★★★★
西のはての高地に住む人々は、「ギフト」と呼ばれる力を持つ人々だった。それは父から息子へ、母から娘へと受け継がれ、時に強力な力を持つものを排出し、時に少しの力も持たないものを育みながら、それぞれの部族でそれぞれのギフトが伝えられてきた。
オレックのギフトは<もどし>のギフト。目と手と意思を使い、人でも動物でも植物でも、それ以前の状態へ「もどす」ことができるのだった。普通よりも力の現われが遅かったオレックは、やがて本人にさえ制御できない<荒ぶるギフト>を手にする。ギフトを制御できるようになるまで、自身の目を封じることを決意する。
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