伊坂幸太郎/新潮社
★★★★
連続強姦魔がいなければ、この世に生まれてこなかったであろう「私」の弟・「春」。けれど、春が笑えば、家族は幸せだった。
ある日、私の勤める遺伝子研究の会社が放火に遭う。春はそのことを予測したのだった。春は最近続く、放火事件と落書きの関連性から、ルールを発見したと言う。
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ちょっと衝撃的な設定。けれどそれをふんわりと、そして前向きに書いてみせるってありがたい。
人物達の独特な論理とか、納得できたり、できなかったりだけれども、私や春や父を応援したくなる。
ストーカーの女性さえ、こんなふうに描けるなんて凄い。もちろん、ストーキングなんて最低の行為だと思うけれど、彼女のそれはストーカーなのにストーカーではないよ、と思ってあげたくなるような・・・。
ちょっと驚きの人物!?が登場する件など、私好み。まさかそんなオマケがあろうとは。
とある人物もそうするとやはり前の作品に登場した人物なのかな?「ラッシュライフ」がこれより前に刊行されたものだと思うんだけど・・・。
結構本当に嵌りそうです、伊坂作品。
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