西澤保彦/集英社
★★★★
2000年の大晦日の夜、羽田から故郷へと帰る飛行機へ乗った影二。しかし飛行機が着陸したのは、現代ではなく23年前の故郷だった。そしてそれはまさに、父が変死した年だった。
影二は、父の死を止め、それによって歪められた姉の人生を取り戻すことができるのか?
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ま、ベタと言えばベタな展開なんですけど。
それでも私は結構好きかなぁ。読む前には、「何だかありきたりな展開と結末に陥って、虚しい読後感になってしまうんじゃなかろうか?」と心配していたのですけどね(^^;)
SF的要素を期待しちゃうと、ちょっとつまらないかも。西澤作品でのSFはやっぱりどこまで行っても小道具でしかないので。
かと言って、ミステリとしても今回はちょっと柔らか過ぎるかなぁ、って感もなきにしもあらず。中途半端と言えなくもないのだけれど、3人を取り巻く空気というか、3人の関わり合い方というか、そういう部分が気に入って★1個、余分につけてみちゃったりしました。
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