伊坂幸太郎/新潮社
★★★★☆
魔が差したとしか言いようがないコンビニ強盗。逃げる途中で気を失ったらしい伊藤は、気がつくと見知らぬ場所にいた。
国からさえ忘れ去られた島・荻島。100年以上、鎖国をし続けてきた島には、未来を知ることのできる、喋るかかし・優午がいた。
しかし優午は翌日、田圃から引き抜かれ、バラバラにされ、頭部を持ち去られていた。殺されたのだ・・・。一体誰が・・・いや、それよりも優午は自分の死を前もって知ることはできなかったのだろうか?
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もそ@今日の覚え書きさんで紹介されてたのを読んで、俄然興味が湧いた作品。読んでみて正解!!でした。もそさん、ありがとうございますm(_ _)m
好みです、好みです。これは推理モノですね。確かに設定はファンタジーの分類にも入るのでしょうが、西澤さんの作品で小道具に超能力やSF的道具が利用されるのと同じかな、とも思うのです。事件や推理にこういう非現実的設定が必要だった、と。
推理モノとしても十分読み応えがあると思いますし、それだけでなくこの独特の空気、恐らく島にも漂っているであろう空気を感じられるという点でも、お勧めしたい作品です。ラストの集約に向けての流れが、また気持ち良かったですしね。
確かに苦手な方はいるだろうけれど、それほど好悪が分かれる作品ではないようにも思うのですが・・・。(^^;)ま、本を選ぶ=読む場合も自己責任ということで・・・。
というわけで、目出度く!?「読みたい本(作家)リスト」に伊坂幸太郎氏の名前が追加されました(^^;)
あ、でもね、猫が死期を悟って云々ってのは人間の勝手な思い込みですから。
おー、読んでくださったのですね^^。
この世界観、何とも言えずいい感じですよねぇ。
うまく生きられない人でも光は当たるし、器用に生きているからといって幸せになれる訳でもない、という勧善懲悪気味な空気がとても好きで、最後はちょっと泣けました(笑)
本当に、良い作品を紹介して下さって、ありがとうございますm(_ _)m
そうですねぇ、空気がいいですよね。
ある意味不条理と言えなくもない設定(桜とか・・・)があるのだけど、
決して結末は不条理ではない。だから最後まで心地良く読めた
のだと思います。
本当にああいう島があってもいいのにな、と思いました。