加納朋子/幻冬舎
★★★★
放蕩生活をする親の夜逃げのために、高校進学を断念せざるを得なかった照代。母の遠い親戚を頼ってやって来た佐々良の街。何もかもが中途半端に寂れているように見える街、周囲の人々全てが、照代には嫌悪感を抱かせた。
そんな照代のもとに届く、不思議なメール。そして目の前に現れた少女の幽霊は・・・。
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そんな心境が当然なのだけれど、話の始まりから続く照代の被害者意識、周囲への嫌悪感は結構しんどくなる時もあります。
それでも読むのを中断(ま、トイレやら風呂やらでは中断しましたが・・・(笑))できなかったのは、待っているのが暗いラストではない(・・・暗いものではない、でしょう)のが分かっているからだし、何より加納さんの作品だからでしょう。
ある部分、びっくりな展開でもあったけれど、多分それはなければいけない展開なのだとも思えます。寂しいけれど、とてもクリアな読後感でしたから。
「ささら」シリーズ、まだまだ続いてい欲しい。期待しています。
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