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トラ猫ミセス・マーフィー「新聞をくばる猫」

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新聞をくばる猫リタ・メイ・ブラウン、スニーキー・パイ・ブラウン/早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
★★★★
新聞にセント・エリザベスの校長の死亡記事が載った。驚いた町の住人は即座に校長宅に押しかけるが、そこには元気に皆とお喋りをする校長自身の姿があった。やり手ではあるが、女性にいささかだらしのない校長への単なる嫌がらせなのか?それとも・・・。
そうするうちに今度は学校に新設される予定の映像学科に招かれている映画監督の死亡記事が、新聞に折り込まれた。学校への嫌がらせか、それとも個人的な恨みなのか。そして事態はさらに悪化し・・・。
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cat-09-1.gif何だか、今までで一番ミセス・マーフィーが生き生きとしていた作品のように思える。ピュータがほとんどハリーの家に居候然としているから、猫同士の絡み合いが多く描かれたりしていたせいかな?(猫はやっぱり多頭飼いですよ、皆さん。ハリーのところみたいに外出自由は頂けませんが、そうすると物語が成り立たないもんね・・・悶々)

最初の頃こそ、何の事件が起こるんだ!?って感じで、すっきりしなかったものの、犯人は比較的簡単に分かってしまうという残念さ。しかしこの作品の場合(ココシリーズもそう言えるけど)、一つの町の中の出来事や人間関係がまた面白かったりもするし、こちらのシリーズに至っては、猫の魅力がさらに生き生きとしてきたので、私としては結構満足してます。
ずっと好きじゃなかったフェアが人間として、男性として、ちょっとづつ成長してきていて、この作品でさらにそれをはっきりさせる行動を取ったことも影響してるかな。ブレアの存在が薄くなっているのは残念なのだけど・・・。ま、そちらはそちらであの女性とくっついてくれると嬉しいかな。いやいや、どっちにどうなるか、どうもならないか、全く予断を許さない気もするので、これも乞うご期待かな。

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