恩田陸;小林泰三;新津きよみ;乙一/角川書店(スニーカー文庫)
★★★★
湿原に立つ全寮制の学校で、おかしなゲームが流行っていた。小さな白い紙で人形を作り、囃し立てる「笑いカワセミ」。そして続けて起こった一見目立たない場所の、しかし悪意ある罠。それらが示すものとは・・・。(「水晶の夜、翡翠の朝」)
恵美が僕に語る、友人の少女2人と一緒に誘拐された顛末とは・・・。(「攫われて」)
塾に現れた、かつて死なせてしまった教え子にそっくりの少女の正体とは・・・?(「還って来た少女」)
姉弟は気付くと、コンクリートに固められた部屋に閉じ込められていた。同じ7つの部屋が連なり、1つの部屋以外にはそれぞれ1人づつ女性が閉じ込められており・・・。(「SENEN ROOMS」)
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あぁ~、面白怖かったです。特に「攫われて」と「SEVEN ROOMS」。怖い存在が出てくるというわけではないけれど、設定やら伏線やらがゾクリとさせられる。
一番怖くなかった「水晶の夜、翡翠の朝」が、一番読みたかった作品なのだけど、またしても他の作品の方が面白いという結果に・・・(笑)。しかしこの恩田さんの短編は他の長編を読む上で、どうしても先に読んでおきたかったのですよね。これで安心して「黄昏の百合の骨」が読めます。
さて、アンソロジーを読む場合の嬉しい悲鳴がまたしても・・・。「攫われて」を書いた小林さんの他作品にも惹かれますが、何より「SEVEN ROOMS」を書いた乙一さんの作品は是非、他のを試してみなければ!!丁度、本屋で目に付いた「暗黒童話」など読みたいなぁ。以前から気にはなっていた作家さんなので、運命かな、これは!?(笑)
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