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「図書室の海」

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図書室の海恩田陸/新潮社
★★★★
3年ごとに引き継がれる「サヨコ」を結ぶ、鍵を受け渡すだけの存在。しかし決してそれは人に明かしてはならない秘密・・・。(「図書室の海」)
「睡蓮の下にはきれいな女の子が埋まってるんだよ」―では、私からは綺麗な睡蓮が咲くだろうか?(「睡蓮」)
他8編を含む、短編集。
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上記に紹介した表題作はもちろん「六番目の小夜子」のサイドストーリー。「六番目・・・」の登場人物の関係者が登場します。こういうサイドストーリーとか番外編とかはかなり好きなので、期待してたのですが・・・それほどでもなかったかも。でも一応、これはこれで楽しめました。実は結構気になっている部分だったのですよ、鍵を渡すだけの存在というのには。
「睡蓮」は、最初は気付かずに読み終えてしまっていたのだけれど、「麦の海に沈む果実」の主人公、理瀬の幼い頃の話。作者のあとがきでやっと気付きました(^^;)
他にも「夜のピクニック」(私は未読。こうなったら予約せねば!!)の予告編である「ピクニックの準備」なども収められ、ファンにとっては、結構贅沢な短編集になってるのではないかと思います。もちろん番外編やサイドストーリー以外のものも面白い。中には「???????」の状態のままの作品も実は私はあるのですが(笑)、それすらも恩田ワールド、と思えるのでいいかなぁ、と。
しかし「イサオ・オサリヴァンを捜して」は欲求不満・・・。あとがきには「グリーンスリーブス」の予告編とあったから。短編自体もすごく惹かれたし、それが長編の予告編だったと聞かされたら、気にならないわけがない!!・・・が、どうも作品に見当たらないんだよなぁ・・・。まだ書かれてないのかな?
※まだ書かれてない作品だそうです~(笑)。ま、そんな予感もありましたが・・・期待して待つとしようっと。
↓こういう感じの内容らしいです。インタビュー記事からの抜粋です。

『グリーンスリーブス』は、ベトナムのジャングルの奥に古代から棲む知的生命体と戦う人々の話です。彼等は「解体者」と呼ばれています。予定では、イサオ・オサリヴァンの両親が戦い、敗れる話から始まり、イサオと彼の娘の代の戦いまで書くつもりです。ベトナム戦争の史実と絡めて書きたいです。

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