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トラ猫ミセス・マーフィー「トランプをめくる猫」

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トランプをめくる猫―トラ猫ミセス・マーフィリタ・メイ・ブラウン、スニーキー・パイ・ブラウン/早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
★★★☆
郡でも活況を呈する競馬大会で、複雑な人間関係が絡み合い、中には一触即発の状況も・・・。そんな中、騎手の一人が厩舎でナイフで刺されて死んだ。そのナイフはトランプのカード―クラブのエースを被害者の胸に縫い止めていた。カードに込められた意味とは・・・!?
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cat-09-1.gif今回競馬大会最中の、騎手が絡んだ事件ということで、当然試合も描写される。馬は好きだが競馬は嫌いだ。だから読むのが大変。他にもこれまでは気付かなかった、そして今では受け入れられない行為などが描写されていて、ココシリーズよりも好きだったこの作品、評価が微妙に変化しそう・・・。
とは言え、馬やねずみ、果てはアオサギにまで情報提供をしてもらい、事件の真相を導き出す猫(と犬)という設定は捨て難い。そして現実的に、人間は動物に人間の言葉が分かるとは思っていないので、ミセス・マーフィーは真相や犯人の目処がついても伝えるすべがない、というのもこの作品を好ましくしているのかもしれない。鈍感で分からず屋の人間にイライラちやうけどね(^^;)
かくしてマーフィーとタッカーはママ:ハリーの身を守るために、ひたすら懸命に駆け回るのだ。ラスト、ピュータへの待遇の変化には、今回渋い顔で読むことの多かった私も思わず微笑んでしまった。

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