たつみや章/講談社
★★★☆
船が完成し、海へ漕ぎ出すイサナ達。
龍の玉を受け継いでいないというヒコナは、まずは自身の玉を得るため、有明の龍神一族のもとへ助言を乞いに行く。
父の敵であるシャチ一族を討ち、不知火の海を取り戻すため、ヒコナとイサナ達の決戦が始まろうとしていた。
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海や海の生き物と共に生きていた民達の姿。厳しい自然と共に生きることの喜びと、困難。
困難なことの方が多いだろうに、と感じてしまうのは、やはり現代で甘やかされて生きているからなんでしょうねぇ。
最早、様々な文明の利器と言われるものを捨て去るのは簡単ではないけれど、私達人間も、決して自然と乖離しては生きていけないのだ、ということを忘れてはいけませんね。
そこに神がいるかどうかよりも(私はいてくれると感じられる生き方がしたいですが)、どんな存在も、お互いに影響し合って存在しているのだという謙虚な気持ち、そして感謝の気持ちを持ち続けることが重要なのでしょう。
そんなことを毎回思い出させてくれるたつみやさんの作品ですが、イサナのシリーズ、もっと長く続くと勝手に思い込んでいただけに、何だかすごく物足りなかったです(^^;) もうちょっとねぇ、イサナ達の絡み、読んでみたかったですよ~。
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