田中芳樹/理論社
★★★★
クリミア戦争から生還したニーダムは、唯一血の繋がりがある姪・メープルに迎えられ、平凡な日常へと戻って行こうとする。メープルと共に、大手貸本屋に職を得たニーダムはある日、他の社員の代わりにディケンズと、アンデルセンの世話を命じられる。
やがてディケンズの望むままに、月蝕島の傍に漂着した、氷漬けの帆船を調べに行くことになり・・・。
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冒険も面白かったですが、そこに至るまでの貸本屋の話であるとか、ディケンズやアンデルセンの逸話(あとがきに「これは本当にあった話」といくつか例が挙げられています。)と、それに絡むニーダム&メープルや他の人との話がとても面白かったです。この「ヴィクトリア朝怪奇冒険譚」は3部作ということですから、こういうのがまた読めるのというのが楽しみだったりします。
しかし今回面白かったのは、偏に天然キャラのアンデルセンによるところが大きいので、あんまり期待し過ぎちゃダメかな?(^^;)
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