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「幽霊人命救助隊」

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幽霊人命救助隊高野和明/文藝春秋
★★★★☆
気付くと、断崖絶壁をひたすら登っていた。辿り着いた頂上には、3人の男女。
受験に失敗し、公園で首をつったはずの裕一は、3人もそれぞれに自殺した人間であることを知る。そしてその場にパラシュートで降りてきた一人の老人。彼は「神さま」だと名乗り、4人に「命を粗末にした罰に、49日の間に、自殺しようとする100人の命を救え。そうすれば天国に逝かせてやる。」と伝える。
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もっとカッコ良く始まるのかと思いきや、何だか冴えない主人公達と、胡散臭い神さまの登場に、「・・・・・・大丈夫か(=楽しめるか)?この小説」と思ったりしたのですが、撤回。
面白かったです。ちょっとうるうるきたりもしちゃいました。
ラストは「そこまでやらなくても良かったんじゃないのかな?」とも思いますが、彼らが過ごしてきた49日間(3人にはそれ以前の何年、何十年もありますが)の集大成としては、ああいうラストであることが作者には必然だったのかもしれないですね。
作品の中の救助隊は「命を粗末にした罰として」課せられた使命でしたが、本当にこういう人名救助隊がいたらいいのに、と思ってしまいました。

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