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「失われた町」

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失われた町三崎亜記/集英社
★★★☆
30年に一度、何の規則性もなく、ある日突然、町から住民が消える。それは町の意思により行われ、住民達はそれに逆らうこともなく、「消滅」してしまう世界。
消滅によって失われたものを嘆くことは許されない。それは町の消滅の余波を呼んでしまうからだ。
直接間接に、消滅によって人生を変えられた人々それぞれの、「消滅」との戦いの結末は・・・。
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設定やキャラクターはとても魅力的だし、好みでもあるんです。物語の展開とか構成がイマイチに感じたのも、最後には結構引き込まれてたりもしましたし。
で、この物語が町の消失そのものを扱うのではなく、それによって翻弄され、けれど必死に立ち向かっていく人々の物語であることも分かるのですが、背景が町の消失であるのは事実。なのに、あまりにもその意味での結末は半端過ぎないか?と。
彼らの戦いが最初の段階に置いてだけでも勝利を得られたのか、そのくらいはあっても良いのでは?
結末を読者に投げる物語はいくらもあるし、それが悪いとは一概に言えませんが、この作品に関しては何だか逃げられたようにも感じるのです。由佳達に感情移入し過ぎたせいかもしれませんが…。

この作者の書く物語、設定には心惹かれるのですが、もしかすると私とは合わないのかも(^^;)!? 「バスジャック」に至っては最初の一話だけで返却しちゃったしなぁ。

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