有川洪/メディアワークス
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公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法「メディア良化法」が成立・施行され30年。それに何とか対抗しようと、既存の図書館法を強化した、通称「図書館の自由法」。
笠原郁は、図書館の財産とその意義を守るための防衛隊員となるべく、図書館隊に志願する。今や警察や自衛隊を上回るとさえされる図書館隊での訓練を乗り越え、彼女が配置されたのは、選り抜きの防衛隊員のみが就くことのできる図書館特殊部隊だった。
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もうサイコー!!!です。さすが有川女史!(いやしかし、このカテゴリーも悩みますよ・・・。まぁ、設定的にSFってことにしてしまいましたが。)
図書館の人がこんな一致団結で戦ってるのとか見たら、感動してしまうかも。いや、でも戦わないで済むに越したことはないです。どんな理想を掲げても、人の生命が散るのはいたたまれません。
そういう意味では、図書館隊が「図書を守ることが目的であって、良化特務機関に損害を与えることは任務ではない」という姿勢を示し続けるのは、さらにカッコ良かったりするのですが。
しかし笠原郁!きみはどこまで面白いかなぁ(笑)
彼女ほどまっすぐな行動はできないよ、と思いつつ、その熱さが心地良かったりする。こんなふうに走れる彼女が羨ましかったりもする。
彼女には苦痛だったであろう書庫での作業。迷子になる職員も出るらしいその書庫で、私はリクエストの出庫作業がしてみたい・・・(笑) きっととんでもない重労働だろうけれど。
彼女に限らず、今回はこれまでより一層笑えるのですよね、キャラ同士の絡み合いが。う~ん、これは図書館で順番を待ってる場合ではないかも。これまでの作品もかなり来てましたが、図書館シリーズは特に手元に置いておきたい、出版されたらすぐ読みたい、そんな作品です。
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