ダイアナ・ウィン=ジョーンズ/徳間書店
★★★★
アレックスとセシリアの姉弟が住む土地には古い言い伝えがあった。
海の向こうの死の国から、100年に一度"運命の騎士"が現われ、その姿を見たものは流砂に飲まれて死んでしまう、というのだ。
その騎士の姿を見てしまったアレックスとセシリアは、見覚えのある姿に驚き、思わず彼を追って、古城のある島へと渡るのだったが・・・。
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デビュー前の作品ということもあってか、最近の作品に多い複雑に絡み合う伏線やそれが収束していく面白さはないものの、何故か目が離せない物語でした。
父のアレックスへの冷た過ぎる態度の理由とか、イマイチ活躍し切れなかった面々とか、描かれていない部分が勿体無く思えるところがあるのですが、とてもシンプルで、王道の一つとも思える結末であっても、続きをどんどん読ませてしまう展開なのは、さすがだなぁと。
本来は他にもいくつかの物語で世界が構成されているシリーズのようです(他の物語は作品化されてないです)が、この1冊でも十分楽しめました。
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