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「天と地の守り人 第3部」

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天と地の守り人 第3部 (3)上橋菜穂子/偕成社
★★★★★
ナユグの春によって引き起こされる天災を知らせるため、新ヨゴに単身戻ったバルサは、タンダの身に起きたことを知る。一路、タンダの元へと向うバルサだったが・・・。
一方、チャグムは3万のロタとカンバルの兵を率い、新ヨゴへと向う。その先で彼らが目にした戦場の凄惨さ。けれど決してチャグムは目を逸らすことなく、やがてタルシュの軍の間近へと迫り・・・。
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はぁ~~~~~~。終わってしまいました・・・。
いつか、また、出逢えることがもしかしたらあるかもしれないけれど、それでもひとまずここでバルサともタンダともチャグムともシュガともトロガイ師とも、他のたくさんたくさんの素敵な人々ともお別れです。

チャグムと父との対決というか、再会。
あの憎たらしいとさえ思える父帝の頑なさ・・・。が、民の世界を知り、ナユグを知り、死と隣り合わせになり、汗に、泥に、血にまみれ、それでも己の望みを捨てなかったチャグムには、「それが父なのだ」と、「天子として生きることだけをすべてとしてきた人なのだ」と、思えるようになっていたのですよね。あのシーンの最後、血を吐くような、心の底からの父への言葉に、ちょっと鼻の奥がツンときました。

それぞれが自分のすべてを賭して成し遂げようとしたこと。チャグムもバルサもトロガイもそしてヒュウゴも、それぞれがそれぞれの大切なものを守り通したこの物語。読み終えて、今一層の愛情を感じてしまいます。

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