ピーター・ディッキンソン/ポプラ社
★★★★
谷の暮らしを守る、森と川。20の世代を遡った昔、祖先が強力な魔法使いから授かった力は、ティルヤには現れていなかった。そしていつもよりも遅い雪が降った日、その力で森を守る母に異変が起こった。事態は深刻で、異変は川を守る者にも現れていた。
「行け、ティルヤ。ファヒールを探せ。」というヒマラヤスギの言葉で、ティルヤも共に旅立つことになったのだが・・・。
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茉里さんとこからのピックアップ!
「エヴァが目ざめるとき」の作家さんの作品だとは借りてから気付いた(笑)
結構じっくりと書き込んであるための厚み。厚さ的にはこのくらいだと恩田さんの作品でもあるのでOKな範囲だったのだけれど、中身がびっくり。もっとあっさり書いてしまってもいいのに、本当に丁寧にきっちりと書き込んであるなぁ、と。だからなのか、ティルヤが抱える負の感情を乗り越えていく過程が、べたでもおざなりでも安直でもなく感じられました。
と、しかしここまでティルヤを書き込んでおいて、ラストが何だか拍子抜けと言うか・・・。まぁ、ティルヤの言葉を反映させてるのですけれど、谷が主役ではなく、あくまでもティルヤだったわけですからちと肩透かしって感じもしました。
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